日本人口1億2千万人のうち約500万人が手の痺れに悩んでいると言われています。
がじゅまる整体院にも手の痺れの症状に悩んで来院される方がいらっしゃいます。
- 自分でストレッチしても良くならない
- 脳神経外科では問題なしと言われた
- マッサージしてもらっても痺れは変わらない
上記のような悩みを抱えている方が非常に多いです。
神経の専門家に診てもらっても症状が良くならない、それだけ痺れの症状は改善させるのが難しいという事です。
なぜこんなに手の痺れの症状は改善させるのが難しいのか。
それは、症状の原因として考えられるものがあまりにも多すぎるからです。
痺れには、あらゆる病気や症状のシグナルが隠されており、痺れがあらわれる場所によって考えられる原因が異なってきます。
例えば
- 痺れが出ているのは手の平か手の甲か
- どこの指が痺れているのか
- 出ている症状は痺れだけか
- 腕以外で動かしにくい所は無いか
- 下半身やそのほかの部分に症状は出ていないか etc
病気や内科的な問題が隠れている。
そうでなくても神経が圧迫されたり、血流が悪くなっても痺れの症状が起きる事はあります。
腕の神経は首から始まり、肩、上腕、前腕、手、指と伸びていますが、圧迫が起きるとそこから先に痺れの症状が生じるようになります。
長時間正座をしていると痺れてきたことはありませんか?
これは血管が圧迫されたことで血流が悪くなり、足に痺れが生じている状態です。
しかし、一時的に血流が悪くなっただけなので痺れもすぐにとれますが、それでも痺れが取れない場合には、別の原因が潜んでいるかもしれない。
様々な可能性を考慮しながら慎重に検査していく必要があるのです。
私たちがじゅまる整体院は開業から5年が経過し、数多くの手の痺れの悩みを抱えた患者さんと向き合い、痺れを改善させてきました。
これほどの結果を出すに至った要因は明確です。
手の痺れの原因が様々ある事を念頭に置き、丁寧に検査を実行し正確な原因の特定に力を注いでいるからです。
前置きが長くなりましたが、今回そんな私だからこそお伝えできる手の痺れの話があると思い筆を取りました。
- そもそも痺れとは何なのか?
- なぜ痺れは起きるのか?
- どうすれば手の痺れを改善出来るのか?
- 手の痺れ改善の為にどこに行くべきなのか?
- 専門家に依存せずに自分で手の痺れを予防するために何をすべきなのか?
こういった手の痺れにまつわる私がお伝えできることの全てをこれからお伝えしていきます。
本記事を参考に、手の痺れから解放される日々を送っていただけますと幸いです。
それでは一つ一つ見ていきましょう。
1.手の痺れとは?
手の痺れ改善のためにも痺れの基本的な知識を身につけることからスタートしましょう。
1-1.痺れとは異常な感覚が続く現象
痺れとは、血行不良や神経が圧迫されたことによる感覚異常。
ただビリビリするだけでなく、医学的に以下のような感覚も痺れの一つです。
- 痛覚、温覚、触覚が感じにくくなったり、全然感じなくなる
- 思った通りに身体を動かす事が出来ず、力が入りにくい
- 感覚が鈍くなるだけでなく、常にびりびりする。
痺れそのものは病気ではありません。
痺れはあくまで症状ですから痺れが発生する原因は人それぞれ。
病気が隠れているかもしれませんし、血流が悪くなっていたり、どこかで神経が圧迫されているかもしれません。
痺れの症状が出るものが数多く存在する為、正確に原因をとらえる必要があります。
そのためにも、痺れの出方や出る場所など詳しく把握しておかなければならないのです。
1-2.なぜ手の痺れは起きるのか
いつまでも落ち着かない手の痺れ。
原因として様々なケースがあるので、部位別に見ていきましょう。
脳
脳出血
脳の血管が破裂して脳内に血が溜まり圧迫している状態で、出血した場所と出血量によって症状が変わります。
高血圧が原因で発症することが多く、手足の痺れを片側だけ感じたり、ろれつがまわらない、歩きにくい、普段と質の違う頭痛や吐き気などの症状が短い時間で急激に悪化した場合、脳出血を疑った方がいいかもしれません。
首
変形性頚椎症
背骨と背骨の間には椎間板と呼ばれるクッションがあり、老化によってこれが徐々に薄くなり弾力性が失われていきます。これによって背骨が変形しトゲのようになります。
変形した部分が神経に触れ圧迫し、首から肩にかけての違和感や張り感の症状が現れます。悪化していくことで腕や指に痺れ、痛みが発生するようになります。
頚椎椎間板ヘルニア
7つある首の骨と骨の間にある椎間板とよばれるクッションのようなものの中から髄核というゼリー状のものが飛び出した状態を頸椎椎間板ヘルニアといいます。
ヘルニアには「脱出」という意味があり、頸椎の椎間板内の髄核が元の位置から飛び出したので頸椎椎間板ヘルニアと呼びます。
飛び出した髄核が神経に触れたり圧迫したりすると肩甲骨周りの痛みや凝り感、腕から指にかけての痺れや痛み、力が入りにくい等の症状が出やすくなります。
40代前後の男性に比較的多く、長時間デスクワークやスマートフォン操作をするせいでストレートネックになっている人や、仕事で天井など上を見ている時間が長い人ほどリスクは高くなっていきます。
肩
胸郭出口症候群
鎖骨と一番上の肋骨の間の事を胸郭出口と言い、この隙間を神経や血管が通っています。
しかし、猫背やなで肩の人は肩甲骨の高さが下がって筋肉が緊張し、胸郭出口の隙間が狭くなって、神経や血管が圧迫された状態を胸郭出口症候群といいます。
症状としては腕全体にだるさ、痺れは小指側に現れる事が多く、特に、腕を肩の高さよりも高く上げる事で症状が現れるのが特徴です。
悪化してくる事で握力が入りにくく物を落としやすくなり、細かい作業が困難になってくることもあります。
手首
手根管症候群
ホルモンバランスの乱れやデスクワークなどで手を使いすぎる事が要因となり発症。
手根管とは手首にある手根骨と屈筋支帯で構成される伸縮性の無いトンネルで、その中を正中神経という神経と指を動かすための腱が通っています。
妊娠・出産後の女性や中年女性に好発するため女性ホルモンの乱れによって腱を覆う腱鞘の腫れが原因であると考えられており、また、使いすぎによる腱鞘の腫れや関節のズレでも手根管の内圧が高まってしまい、それによって正中神経が圧迫され痺れが生じます。
痺れの範囲は親指から薬指の半分。また、痺れの範囲内に痛みを伴うケースも。
悪化するとつまみ動作が困難になり、親指の筋肉が萎縮するのが特徴です。
いくつか挙げてきましたが、あくまでまだ一部。
上記に該当していない場合でも、筋肉の緊張や骨格の歪みが原因で神経・血管が圧迫されて痺れが出るケースもあります。
2.自分で手の痺れを和らげる3つの方法
2-1.ストレッチ
まず基本的な予防方法として自宅で出来るストレッチ、筋力トレーニングがあげられます。
人の身体は4割が筋肉で出来ており、その内の7割が下半身に集中しています。
体を支える骨盤よりも下にある筋肉は非常に重要な役割があります。
下半身の筋肉が落ちる、または使わなくなると病気のきっかけやあらゆる症状の原因となります。
血液循環の悪化により血圧の上昇、糖尿病、脳梗塞。骨盤内には内臓があり、内臓への血液の流れが悪化し腎機能、排泄の機能低下も起こりやすくなります。
そして下半身の筋肉が落ちる事で身体の中心にある骨盤が支えられなくなりバランスが崩れ、上半身が歪み、手の痺れが起こりやすくなるのです。
2-2.適度な運動
ストレッチ、筋力トレーニングももちろん必要ですがもっと簡単で基本的なセルフケアが、『歩く』という事。
上述した通り身体の4割は筋肉、その内7割は下半身です。歩かなくなる事で筋肉の柔軟性が低下し、関節の可動域の低下に繋がります。膝や股関節の可動域が狭くなる事で骨盤に負荷が掛かり、歪みが発生する。
その歪みが上半身に伝わり、手の痺れの原因になるのです。
様々な方に聞いてみると1日30分歩くという方は多くはありません。歩くことによる効果は非常に多く、例えば次のようなことが期待できます。
- 全身のバランスを取り戻し骨盤と背骨がリセットされる
- 下半身の筋力アップ、骨にも刺激されるため骨粗鬆症の予防に繋がる
- 下半身の血流が改善され血圧が安定する
- 継続する事で持久力が付き心肺機能が向上する
最も基本的な運動の 1 つなので生活に取り入れて習慣化していく事が必要ですね。
2-3.手の痺れ解消のための水分補給
筋肉の緊張が原因で血流が悪くなり、手の痺れが強くなる事もあります。つまり血流を良くしなければなりません。
血液は老廃物を体の外に出す機能をもつ血漿という成分が55%を占めますが、血流が悪いということはこの機能があまり働いてないということになります。
この機能を取り戻すために必要なのが、じつは水。
血漿の90%が水なので、体内の水分量が減ってくると血漿も減少してしまい、血液がドロドロになって流れが悪くなってしまいます。
つまり、適度な水分補給は血液をサラサラにし、老廃物をうまく体の外に出してくれるようになるのです。
さらに血流促進は筋肉への栄養供給もしやすくなる為、肩凝り解消にも繋がります。
そこで一日当たり必要な水分量は1.5リットル~2.0リットル、そのうち半分は飲み物から補給しなければなりません。
一回あたりに吸収できる水分量はおよそ200ml、一度に摂りすぎても吸収されずに尿として体外に排出されてしまうので、6~7回に分けて飲む必要があります。逆に飲みすぎると体内の塩分濃度が薄くなりすぎてしまい低ナトリウム血症を引き起こしてしまい、頭痛・吐き気・意識障害を起こす可能性があるので1時間に1リットルを飲む場合は注意しましょう。
3.手の痺れ改善に向けた施術を提供する3つの場所
手の痺れ改善のために専門家の力を借りたいのであれば、次の3つの場所の違いを把握してから探すべきです。
名称 | 誰がやるか | 特徴 |
---|---|---|
病院(整形外科) | 医師(有資格) |
|
接骨院、整骨院 | 柔道整復師(有資格) |
|
整体院 | 柔道整復師や理学療法士(有資格) ※無資格者が経営している場合もあり |
|
それでは一つずつ解説していきます。
3-1.病院(整形外科)
国家資格を所有した医師が治療にあたります。
病院の大きな違いは手術による治療と画像診断(レントゲン・MRI)が可能という点でしょう。重度のヘルニアによる緊急の症状の場合などは手術による治療が効果的です。
また、分かりづらい原因の発見にはレントゲン、レントゲンよりも精密な状態(ヘルニアの程度や腫瘍の発見、脳卒中)を確認するにはMRIでの検査が適しているでしょう。
手の痺れに対しての治療法は痛み止めや筋弛緩剤、血流を良くする投薬治療や痛みを止めるブロック注射をして痛み、痺れを緩和させ、さらに電気での物理療法や運動療法によるリハビリもしていきます。
あらゆる検査を受ける事が出来るので、自分の身体の状態を把握するには最も適した医療機関です。
3-2.接骨院、整骨院
接骨院では柔道整復師という国家資格を所有しています。
柔道整復師とは医師の同意を得れば骨折・脱臼を治療することができ、打撲・捻挫に対して超音波治療や電気や温熱による物理療法で回復を早め、運動療法や手技(マッサージ)でリハビリをすることが出来る資格です。
また、組織の損傷具合を超音波で検査する事も可能ですが、施術者の熟練度に大きく左右されるので信憑性に欠ける場合があり、注意が必要です。
手の痺れに対しての治療法は、物理療法と手技で固まった筋肉を緩め、周辺の関節に運動療法やストレッチを加えて柔軟性をつけて痛み、痺れを取り除いていきます。
また、椎間板の圧力を軽くするために背骨の間隔を広げる牽引療法を行う場合もあります。
営業時間も病院に比べて遅くまでやっているため、夜の時間でも治療に行くことが出来、また保険が適用される事も多いので一回あたりの金額を抑えることが出来ます。
病院に比べて治療内容や技術レベルの差がはっきりと出る分、事前に口コミ等ある程度の情報は必要になってきます。
3-3.整体院
整体院は規則上、無資格でも問題無く営業出来ますが、柔道整復師や理学療法士の資格を持っている場合が多いです。
病院でも接骨院でもない為、骨折・脱臼の治療や手術・投薬治療も出来ません。
治療法はその整体院によって様々で、
- 時間によって金額の設定されたマッサージ
- 特殊な電気治療器による施術
- カイロプラクティックでの骨格調整
- ストレッチ中心の治療
- 筋膜リリース
というように多様化されているので一概にはいえませんが、もともと病院・接骨院に勤務する有資格者が更なる治療の為に経営している場合が多く、身体の構造を熟知し精練された技術である事が多いです。
しかし、上記したように無資格者の場合や接骨院同様に技術のレベル差が顕著に表れ、整体院の場合治療内容が多様化している為、口コミ、治療方針、施術内容など事前の情報が必要になってきます。
4.がじゅまる整体院における手の痺れ改善のための施術の進め方
手の痺れは、原因となるものが非常に多いので正確に原因を特定する事が非常に重要。
その為にも、症状の出方、出る場所、症状の種類など正しく把握しておく必要があります。
原因に正しくアプローチする事で、手の痺れの症状は改善させることが可能なのです。
がじゅまる整体院では国家資格保有者が施術にあたり、手の痺れ改善のために以下のような流れで施術を行なっています。
- 問診
- 検査
- 施術前の説明
- 施術
- アフター検査
- 施術後の説明
それぞれどのような内容で進めていくのか解説していきます。
4-1.問診
問診を進めていくに当たって、まずは問診表を記載していただきます。
内容としましては、本日来院するきっかけとなった現状の身体機能を細かく記載してもらいます。(いつ、発症した原因として思い当たることは?、症状が強くなる動きや体 勢は?、楽に感じる体勢はあるか?既往歴の有無、職業、運動習慣等の生活環境に ついて)
併せて、主症状以外の部分で気になる症状等あれば、細かく記載していただきます。詳しく記載して頂くことで、様々な論点から原因を突き止め、根本的なところから改善に繋げる事ができます。
4-2.検査
がじゅまる整体院では原因解明のために全身を検査します。
手の痺れだからと言って首や肩や腕の検査だけをするのはNGです。
手の痺れの原因は考えられるものが非常に多く特定するのが難しい上に、ありとあらゆる身体の箇所に原因が隠れている可能性があるからです。
こういった検査を丁寧に行なっているからこそ、私たちがじゅまる整体院では手の痺れを改善させることが出来ます。。
例えば私たちが手の痺れと聞いて真っ先に思う浮かべる主要な原因は次の通りです。
- 頸の骨が歪んでいる
- 肩の高さが左右で違う
- 骨盤に歪みがある
- 股関節が捻じれている
- 足首がずれている
- 左右の足の筋肉が緊張している
これらの可能性を頭に浮かべながら丁寧に検査を進めていきます。
ただし、上記はほんの一部でしかありませんしもっと詳しく検査しなければわからないものばかりです。
手の痺れの症状の原因は、体幹の歪みや下半身の骨のずれ、筋肉の異常な緊張によるものが非常に多いのです。
4-3.施術前の説明
施術自体が特殊であるために、施術中、施術後、身体の中で様々な反応が出る事があります。
身体が暑くなってきたり、眠くなってきたり、少しだるさを感じてきたり、動悸がしてきたり、呼吸が荒くなったりしてきます。
人によっては、一時的に痛みが強く出たりとか、 普段痛みが出ていないような所に痛みが出てきたりします。
痛みが強くなることは稀ではありますが、万が一調整により不具合を感じた場合はすぐにご相談ください。
4-4.施術
施術は、トムソンテーブルという特殊なベッドを使用し調整していきます。ベッド自体が、頸椎部、胸椎部、腰椎部、骨盤部と4部分に分かれており、それぞれが上下に昇降するように可動します。
昇降する際に発生する衝撃と振動を利用し、ずれた関節、 固まった関節・筋肉を緩ませて、正しい位置に調整していきます。その際に大きな音が発生しますが、痛み自体は大きく伴うことはありません。
4-5.アフター検査
施術後、施術前に実施して検査を元に再検査を実施します。そこで筋肉の硬さや関節の動き、関節におけるズレの変化を前後で診ていきます。
4-6.施術後の説明
施術において、動きが狭かった所に動きを出すように調整していきます。
その関係性で、次の日筋肉痛みたいな痛みが出たり、筋肉に張り感を感じたりするかもしれません。そのため、そういった反応を少なくするために、施術後30分以内に5分〜10分歩くことを推奨しています。
骨格を調整して骨格はいい状態ですが、そこについている筋肉がまだ馴染んでいない状態なので、歩いて筋肉を動かして馴染ませる作業が必要になってきます。
5.今後手の痺れを防ぐために知っておくべき3つのこと
5-1.体幹を中心に筋力トレーニングする
筋力トレーニングが非常に効果があり、腰や腹筋、背筋を中心にトレーニングするのが良いです。
疲労の蓄積による筋肉の緊張は身体の不調の原因になりますが、体幹部分がしっかり鍛えられる事で上半身をしっかりと支える事が出来るようになり、首に掛かる負担を軽くする事が出来ます。
5-2.長時間同一姿勢でいないようにする
デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けると関節・筋肉が固まってしまい大きな負担を掛ける事になります。
骨盤の関節の動きが悪くなる事で身体のバランスが崩れて上半身に負担が掛かりやすくなり、椎間板にも偏った負担を掛ける事になって、ヘルニアのリスクが上がっていますのです。
座り作業をしないことが一番ではありますが、仕事だとそういうわけにもいきません。
合間をみて定期的に立ち上がり、痛まない範囲で身体を動かしたり、少しで良いので歩くようにしましょう。
5-3.生活の癖の改善
- デスクワーク中に必ず足を組む
- 立つ時に片方の足に体重を掛ける
- 片方の肘掛けばかり使う
普段の生活の中で気がつくとやっている癖がありますね。その癖は歪みとなり、体のバランスを乱して肩凝りや寝違え、時には頭痛の原因となるでしょう。
また既に歪んでいることによって足を組みやすくなっている、片方の足ばかりに体重をかけやすくなっている可能性もありますね。
簡単なセルフケアとして普段の癖と逆をするという方法があります。
- 組みやすい足と逆を組む
- 立つ時に体重を掛けやすい方と逆の足に体重を掛けて立つ
- 普段使わない方の肘掛けを使う
癖とは逆の動きをするので強い違和感を感じるはず、使ってない筋肉や関節に負荷が掛かることによる違和感です。
続ける事で少しずつ体のバランスが変わってくるでしょう。
6.患者様よりいただく手の痺れにまつわる5つの質問とその回答
6-1.家の近くの整体に通おうと思っているのですがどうすれば良い整体院に巡り会えるでしょうか?
良い整体院というのはいくつか決まって確認する点があります。
- 口コミが好評か(不自然な口コミや件数ではないか)
- ホームページの記事やブログの内容が詳しく分かりやすいか
- 基本的に予約制(時間をしっかり押さえて治療してくれます)
- 担当制で毎回同じ人が治療してくれる(非常に大事です)
- 問診時に症状の聞き取りと体の状態の確認、施術後に日常生活での注意点等、詳しい説明があるか
ホームページの管理が行き届いていて経営においてもきちんとしている場合、治療内容においてもしっかりしている場合というのが非常に多いので必ず確認した方がいいですね。
6-2.腕や手が痺れていると頚椎椎間板ヘルニアですか?
痺れ=頚椎ヘルニアではないので、断定する事は出来ません。
頚椎症や胸郭出口症候群、筋肉などが原因で血管や神経を圧迫している場合も痺れの症状が出るからです。
レントゲンではヘルニアかどうかを判断する事が出来ない為、MRI検査を受ける為に整形外科を受診する必要があります。
また、ヘルニアと診断されたとしても、ヘルニアが神経に触れていなければ痛みや痺れの症状は出ないので、他に原因がある可能性も十分に考えられます。
6-3.接骨院なら保険適用されるしマッサージも多くてお得だと思うのですが実際どうですか?
接骨院であれば、確かに保険適用され安価であるため何度も気軽に通う事ができると思います。
ただなぜ何度も通うのでしょうか。
恐らくその場で良くても次の日にすぐ戻ってしまう、良くはなっていないけど悪くなっていない、さまざまな理由があるとは思いますが、結果が出ておらず現状維持の状態であるからではないでしょうか。
当院では保険適用外で施術させて頂くため、最速最短で結果を出します。辛い症状から 1日でも早くお別れできると嬉しいですよね。
6-4.何回通えば治りますか?
症状・身体の状態・発症からどれぐらい経過しているかにもよりますが、初回の治療でも変化を感じることが出来ます。
しかし、治すとなると話が変わります。
身体の歪みは長い時間、生活の癖によって生じたものなので時間の経過によって元の身体の状態に戻ってしまいます。
生活の癖・身体の癖から改善させていかなければならないので、初めのうちは間隔を詰めての施術を提案します。
もし、一回で治してほしいという依頼であればお断りさせていただく可能性があります。
6-5.整形外科や接骨院で首を引っ張られたのですが効果はありますか?
牽引療法を実施したことで症状が劇的に改善する事はほとんどありません。
確かに、椎間板が潰されると椎骨同士の間隔が狭くなるので、引っ張れば間隔が広がって椎間板が潰されなくなりそうですが、現実はそんな想像通りにはなりません。
患部だけを狙ってテンションを掛ける事は出来ないので、正常な椎間や靭帯を牽引したり、神経に負担を掛ける事になって非常に危険です。
牽引が絶対ダメとは言いません。
100人引っ張れば、中には症状が改善される人もいるかもしれません。
実施する場合には、下記の事を頭に入れておきましょう。
- 発症から随分と経過している症状の場合には、効果は期待できない
- 牽引療法中に痛みや痺れ、違和感を少しでも感じたらすぐにストップ
現在、アメリカで牽引療法をすることはほとんど無く、実施しているのは日本と韓国だけと言われるぐらいに効果は期待できないのです。
7.まとめ
がじゅまる整体院は、整体師が受けたいと思う治療法を提供します。
手の痺れといっても、頭のてっぺんからつま先まで原因様々です。 細かく診ないとわからないものばかりなので、その時は症状が落ち着くけれど時間が経つとまた再発してくる。そんな経験あるかもしれません。
しかし問診、検査に長く時間をとっているがじゅまる整体院だからこそ解明できる原因と症状があります。
なので必要な間隔での治療は提案させてもらいますが、強制もしないし必要過剰な通院の指示もしません。 皆さんもお忙しい中来院してもらっているので、最適な間隔と出来る限り最短での改善をお約束します。
コメント