あなたは頚椎椎間板ヘルニアという言葉をご存知でしょうか?
ヘルニアとは突出という意味。
背骨を構成する頚椎は全部で7個あり、それぞれの間に椎間板という軟骨が存在。
なんらかの原因で椎間板が跳び出してしまった状態を頚椎椎間板ヘルニアと言います。
なんらかの原因とは何かというと
- 姿勢不良
- 加齢による変化
- 強い衝撃や急な負荷 etc
など色々な可能性が挙げられます。
では
なぜ姿勢が悪くなってしまったのか?
加齢による変化という事は、老化とともに誰もが頚椎ヘルニアになってしまう?
強い衝撃を受けたら、誰でもヘルニアになるということ?
頚椎ヘルニアになりやすい人の傾向として慢性的な肩凝りだったり、もともと寝違えやすい人が多く、身体の筋肉が緊張している傾向にあります。
筋肉の緊張が強いという事は、身体に歪みが発生している可能性が高いという事になります。
なにが頚椎ヘルニアを発症させる要因となってしまったのか、そこをはっきりとさせて取り除かないと治すうえでの障害になり得ないですし、今後再発のリスクも否めません。
また、ヘルニアの原因も人それぞれ、原因が全く異なります。
当然と言えばそれまでなのですが人それぞれ生活習慣は異なります。
癖も違うし身体能力も違うし基礎疾患の有無も違います。
そういったことを考慮すると一人ひとりのヘルニアの原因は絶対に違うはずなのです。さらに原因が単一であることは滅多になく、あらゆる要因が複合的に複雑に絡み合って発症しているケースが大半でしょう。
私たちがじゅまる整体院は、頚椎椎間板ヘルニアの原因が一人一人違う事を前提に丁寧に検査を実行し、その人が持つ固有の原因の特定に力を注いでいる為、症状を改善させることが出来るのです。
前置きが長くなりましたら、今回そんな私だからこそお伝えできる頚椎椎間板ヘルニアの話があると思い筆を取りました。
- そもそも頚椎椎間板ヘルニアとは何なのか
- なぜ発症するのか
- どうすればヘルニアを改善出来るのか
- 改善の為にどこに行くべきなのか
- 専門家に依存せずに自分でヘルニアを予防するために何をすべきなのか
こういった頚椎椎間板ヘルニアにまつわる私がお伝えできることの全てをこれからお伝えしていきます。
本記事を参考に、つらいヘルニアの症状から解放される日々を送っていただけますと幸いです。それでは一つ一つ見ていきましょう。
1.頚椎椎間板ヘルニアとは?
頚椎椎間板ヘルニア改善のためにも、まずは基本的な知識を身につける事からスタートしましょう。
1-1.頚椎椎間板ヘルニアとは椎間板が飛び出した状態
頚椎椎間板ヘルニアとは、椎間板に負荷が掛かって中の髄核が飛び出した状態の事を言います。
背骨は椎骨と言う骨が24個つながっている事でできており、その内上から7個を頚椎と呼びます。
椎骨の間にはそれぞれ椎間板という軟骨が存在し、中央に髄核、周囲を繊維輪、という構造で背骨に加わる衝撃を分散させる衝撃吸収材のような役割を担っています。
しかし、老化・日常生活動作・体質などによって椎間板が変性し、髄核が外に突出して神経を圧迫する事で、肩や腕にかけての痛みや痺れなどの症状が現れるのです。
さらに、ヘルニアに神経が圧迫された状態が続くと、神経症状は悪化して症状の改善にも時間が掛かるようになってしまうのです。
では、ヘルニアが出ただけで神経を圧迫してなかったらどうなるのか。
実はヘルニアが出ただけでは痛みも痺れもありません。
患者さんにヘルニアについて説明する事がありますが、多くの方はヘルニア=辛いと思っている方がほとんど。
首でも腰でも言える事ですが、ヘルニア=症状ではないのです。
飛び出したヘルニアが神経や周辺組織を圧迫するなどした場合に、初めて症状が出るのでヘルニアがあっても自覚的には何ともなく、ずっとそのままなんてこともあります。
また、MRI検査をしてヘルニアが見つかっても、症状とはなんの因果関係が無い、なんて事は良くある話です。
痛みや痺れの原因は一概には言えず、あらゆる要因が複合的に絡み合っているケースの方がほとんどだと考えた方が自然でしょう。
だから頚椎ヘルニアの症状を改善するためには一人一人のライフスタイルや癖と向き合わなければいけないのです。
1-2.頚椎ヘルニアの原因とは
頚部の神経は、手足の動きをコントロールする運動神経と、痛みなどの感覚を伝達する知覚神経があり、神経を圧迫される事で運動の制限や、悪化すると感覚麻痺になってしまう事もあります。
椎間板ヘルニアは、加齢に伴う椎間板の変性も要因の一つであるため、高齢の方が発症しやすいと思いがちですが頚椎ヘルニアに関しては30代前後の若い世代の発症率が高くなっています。
その理由として、長時間のデスクワークやスマートフォンの普及が大きく関係してきます。
下を向いている時間が長くなる事で首に掛かる負担が強くなり、ストレートネックになりやすい傾向にあります。
背骨は全体を通してS字状に湾曲している事で、衝撃を分散させる構造になっています。
しかし、頚椎が真っすぐになる事で椎間板に強く圧力が掛かるようになってしまい、この状態が長期にわたる事でヘルニアのリスクが高まってしまうのです。
頚椎ヘルニアを発症しやすい人にはいくつか傾向があります
- 猫背
- 頭が肩よりも前に出ている
- 巻き肩(肩が前に入っている)
- 慢性的な肩凝り
- 頻繁に寝違える
- 既往歴に腰椎椎間板ヘルニアがある
- 首を鳴らす癖がある
- 仕事で上を向いている時間が長い
共通して言えるのが前屈みになりがちという事です。
更に、仕事などで長時間無理な体勢を続ける事で頚椎に負荷が掛かり、ヘルニアになりやすくなってしまいます。
これらの要因は、該当するものが一つだけという事はあまり無く、複合的な事がほとんど。
姿勢が悪くてストレートネックの人がずっと上を向き続けていたらどうなるかわかりますね。
ヘルニアや痺れ、凝りなどの症状が出るのは明らかです。
また、自分で首を鳴らす癖がある人はすぐにやめるべきです。
確かに鳴らす事で一時的にスッキリはしますが、ただの一時しのぎ。
関節の中には動きを良くするための滑液という液体が入っており、滑液内に発生した気泡が関節を動かした時に破裂する事で音が鳴ります。
一回程度では小さな衝撃でも、何度も音を鳴らす事で関節に衝撃が蓄積し、長い目で見ると骨の変形の原因になってしまいます。
また、慢性的な肩凝りがある人は鳴らすのをやめる事で、肩凝り自体が治まる事もあります。
首を鳴らす事は、本当に百害あって一利無しです。
さらに、過去に腰椎ヘルニアになったことがある人も要注意。
ヘルニアは椎間板に片寄った負荷が掛かり続ける事で発症しやすくなります。
つまり腰椎ヘルニアになった事があるという人は、身体のバランスが崩れている可能性が高い為、頚椎ヘルニアになるリスクも高いという事になるのです。
1-3.頚椎ヘルニアに類似した疾患
頚椎ヘルニアに非常に似た症状が起きる疾患に頚椎症というものがあります。
ヘルニアとの違いは何なのか、確認していきましょう。
頚椎症
加齢などが原因で、椎間板の水分量が減少して潰れたり、弾力性が失われる事で衝撃吸収材としての機能を果たす事が出来なくなります。
そのため、頚椎自体に負担が掛かるようになって、骨棘という棘状の変形や靭帯の肥厚、椎間板の変性が原因で脊髄や神経を圧迫して、痺れや痛みなどの症状が現れてしまうのです。
こういった老化に伴う変形は40歳前後から起こりやすく、年齢を重ねるごとに進行していきます。
また、変形を助長させる要因として姿勢が挙げられます。
- 猫背
- 頭が肩よりも前に位置している
- 巻き肩(肩が前に出ている)
- 長時間の無理な姿勢
近年スマートフォンの普及が進んでいる事やデスクワークの増加が姿勢の悪化に影響しているのでしょう。
正常な姿勢から逸脱する事は身体にとって負担となり、頚椎や椎間板に偏ったストレスを掛ける事になります。
この状態を長期間続ける事が頚椎を変形させやすくしてしまっているのです。
頚椎症の症状は突然ひどくなるのではなく、徐々に首や肩や腕、場合によっては足に症状が出るようになります。
首凝りや肩凝り、強い圧痛、首を前後に動かした時に肩や腕に痛みが走る事もあります。
特に症状が出やすいのが首・肩・腕のだるさやこわばり、力が入りにくいといった症状。
併せて、細かい動きがしずらく、知覚異常も起こります。
その為に物を落としやすかったり、蓋が締められないといったことが起こりやすいです。
圧迫部位が脊髄に及ぶと、肩や腕だけでなく、腰や足にも症状が現れるようになり、便秘や排尿障害などが出る事もあります。
ヘルニアと比較しても症状に大きな違いはありません。
どちらにしても、圧迫しているのが神経根なのか脊髄なのかで症状の出方が異なります。
一番の違いは、原因となるものが椎間板の突出か、頚椎周辺組織の変性によるものかの違いです。
2.自分で頚椎ヘルニアの症状を和らげる3つの方法
2-1.ストレッチ、筋力トレーニング
まず基本的な予防方法として自宅で出来るストレッチ、筋力トレーニングがあげられます。
人の体は4割が筋肉で出来ており、その内の7割が下半身に集中しています。
身体の中心にある、骨盤を支える下半身の筋肉は非常に重要な役割があります。下半身の筋肉が落ちる、または使わなくなると病気のきっかけやあらゆる症状の原因となります。
血液循環の悪化により血圧の上昇、糖尿病、脳梗塞。骨盤内には内臓があり、内臓への血液の流れが悪化し腎機能、排泄の機能低下も起こりやすくなります。
そして下半身の筋肉が落ちる事で体の中心にある骨盤が支えられなくなりバランスが崩れ、歪みとなって椎間板に負担が掛かりやすくなってしまうのです。
2-2.適度な運動
ストレッチ、筋力トレーニングももちろん必要ですがもっと簡単で基本的なセルフケアがあります。それが『歩く』です。
上記した通り体の4割は筋肉、その内7割は下半身です。歩かなくなる事で筋肉の柔軟性が低下し、関節の可動域の低下に繋がります。膝や股関節の可動域が狭くなる事で骨盤に負荷が掛かって歪み、頚椎ヘルニアの原因となるのです。
様々な方に聞いてみると1日30分歩くという方は多くはありません。歩くことによる効果は非常に多く、例えば次のようなことが期待できます。
- 全身のバランスを取り戻し骨盤と背骨がリセットされる
- 下半身の筋力アップ、骨にも刺激されるため骨粗鬆症の予防に繋がる
- 下半身の血流が改善され血圧が安定する
- 継続する事で持久力が付き心肺機能が向上する
最も基本的な運動の 1 つなので生活に取り入れて習慣化していく事が必要ですね。
2-3.生活の癖の改善
- デスクワークの中で必ず足を組む
- 立つ時に片方の足に体重を掛ける
- 片方の肘掛けばかり使う
普段の生活の中で気がつくとやっている癖がありますね。その癖は歪みとなり、体のバランスを乱し頚椎ヘルニア、時には頭痛やめまいの原因となるでしょう。
また既に歪んでいることによって足を組みやすくなっている、片方の足ばかりに体重をかけやすくなっている可能性もありますね。
簡単なセルフケアとして普段の癖と逆をする方法があります。
- 組みやすい足と逆を組む
- 立つ時に体重を掛けやすい方と逆の足で立つ
- 普段使わない方の肘掛けを使う
癖とは逆の動きをするので非常に違和感を感じる事でしょう。使ってない筋肉や関節に負荷が掛かることによる違和感です。続ける事で今までと体のバランスが変わってくる事でしょう。
3.頚椎椎間板ヘルニア改善に向けた施術を提供する3つの場所
頚椎椎間板ヘルニア改善のために専門家の力を借りたいのであれば、次の3つの場所の違いを把握してから探すべきです。
名称 | 誰がやるか | 特徴 |
---|---|---|
病院(整形外科) | 医師(有資格) |
|
接骨院、整骨院 | 柔道整復師(有資格) |
|
整体院 | 柔道整復師や理学療法士(有資格) ※無資格者が経営している場合もあり |
|
それでは一つずつ解説していきます。
3-1.病院(整形外科)
国家資格を所有した医師が治療にあたります。
病院の大きな違いは手術による治療と画像診断(レントゲン・MRI)が可能という点でしょう。
ヘルニアでは、精密な状態(ヘルニアの程度や状態)を確認するためにMRIでの検査が必要になります。
手術のやり方は、椎間板自体を切除して摘出し、空いた空間に骨や人工ブロックを入れて埋める方法が一番メジャーです。
また、手術後でも負担をかけ続ければ再発の可能性がある事は否定できません。
症状によっては、飲み薬や座薬、ブロック注射で痛みを緩和させますが、痛み止めはあくまで痛みをごまかすだけで、ヘルニアそのものが治る事はほぼありません。
また、薬には期待した効果を発揮する半面、副作用が存在します。
あらゆる検査を受ける事が出来るので、自分の体の状態を把握するには最も適した医療機関です。
3-2.接骨院、整骨院
接骨院では柔道整復師という国家資格を所有しています。
柔道整復師とは医師の同意を得れば骨折・脱臼を治療することができ、打撲・捻挫に対して超音波治療や電気や温熱による物理療法で回復を早め、運動療法や手技(マッサージ)でリハビリをすることが出来る資格です。
また、組織の損傷具合を超音波で検査する事も可能ですが、施術者の熟練度に大きく左右されるので信憑性に欠ける場合があり、注意が必要です。
頚椎椎間板ヘルニアに対しての治療法は、物理療法と手技で固まった筋肉を緩め、周辺の関節に運動療法やストレッチを加えて柔軟性をつけて痛みを取り除いていきます。
また、椎間板の圧力を軽くするために背骨の間隔を広げる牽引療法を行う場合もあります。
営業時間も病院に比べて遅くまでやっているため、夜の時間でも治療に行くことが出来、また保険が適用される事も多いので一回あたりの金額を抑えることが出来ます。
病院に比べて治療内容や技術レベルの差がはっきりと出る分、事前に口コミ等ある程度の情報は必要になってきます。
3-3.整体院
整体院は規則上、無資格でも問題無く営業出来ますが、柔道整復師や理学療法士の資格を持っている場合が多いです。
病院でも接骨院でもない為、骨折・脱臼の治療や手術・投薬治療も出来ません。
治療法はその整体院によって様々で、
- 時間によって金額の設定されたマッサージ
- 特殊な電気治療器による施術
- カイロプラクティックでの骨格調整
- ストレッチ中心の治療
- 筋膜リリース
というように多様化されているので一概にはいえませんが、もともと病院・接骨院に勤務する有資格者が更なる治療の為に経営している場合が多く、身体の構造を熟知し精練された技術である事が多いです。
しかし、上記したように無資格者の場合や接骨院同様に技術のレベル差が顕著に表れ、整体院の場合治療内容が多様化している為、口コミ、治療方針、施術内容など事前の情報が必要になってきます。
4.がじゅまる整体院における頚椎椎間板ヘルニア改善のための施術の進め方
がじゅまる整体院では国家資格保有者が施術にあたり、ヘルニア改善のために以下のような流れで施術を行なっています。
病院の検査結果でヘルニアと言われても、肩の痛みや腕の痺れの原因が必ずしもヘルニアであるとは限りません。
ヘルニアは長年歪んだ状態が続き、椎間板に一方向の偏った負荷が掛かってしまい髄核が飛び出す事で発症します。
しかし、ヘルニアが飛び出しただけでは症状は出ません。
ヘルニアが神経に触れる事で初めて痛みや痺れの症状が出るのです。
- 問診
- 検査
- 施術前の説明
- 施術
- アフター検査
- 施術後の説明
それぞれどのような内容で進めていくのか解説していきます。
4-1.問診
問診を進めていくに当たって、まずは問診表を記載していただきます。
内容としましては、本日来院するきっかけとなった現状の身体機能を細かく記載してもらいます。(いつ、発症した原因として思い当たることは?、症状が強くなる動きや体 勢は?、楽に感じる体勢はあるか?既往歴の有無、職業、運動習慣等の生活環境に ついて)
併せて、主症状以外の部分で気になる症状等あれば、細かく記載していただきます。詳しく記載して頂くことで、様々な論点から原因を突き止め、根本的なところから改善に繋げる事ができます。
4-2.検査
がじゅまる整体院では原因解明のために全身を検査します。
頚椎椎間板ヘルニアだからと言って首の検査だけをするのはNGです。
ヘルニアと診断されても症状の原因が必ずしもヘルニアであるとは限らないからです。
飛び出したヘルニアが神経に触れていないのに症状があるとしたら、身体に歪みがありバランスが崩れた結果症状が出ているため、頚部以外のありとあらゆる身体の箇所に原因が隠れている可能性があるという事。
もし、症状の原因がヘルニアによる神経圧迫なのであれば、圧迫が取り除かれるように身体のバランスを変える事で症状は改善されていきます。
こういった検査を丁寧に行なっているからこそ、私たちがじゅまる整体院では頚椎ヘルニアを改善させる事が出来るのです。
例えば私たちが頚椎椎間板ヘルニアと聞いて真っ先に思う浮かべる主要な原因は次の通りです。
- 頸の骨が歪んでいる
- 肩の高さが左右で違う
- 骨盤に歪みがある
- 股関節が捻じれている
- 足首がずれている
- 左右の足の筋肉が緊張している
これらの可能性を頭に浮かべながら丁寧に検査を進めていきます。
ただし、上記はほんの一部でしかありませんしもっと詳しく検査しなければわからないものばかりです。
頚椎椎間板ヘルニアの症状の原因は、体幹の歪みや下半身の骨のずれ、筋肉の異常な緊張によるものが非常に多いのです。
4-3.施術前の説明
施術自体が特殊であるために、施術中、施術後、身体の中で様々な反応が出る事があります。
身体が暑くなってきたり、眠くなってきたり、少しだるさを感じてきたり、動悸がしてきたり、呼吸が荒くなったりしてきます。
人によっては、一時的に痛みが強く出たりとか、 普段痛みが出ていないような所に痛みが出てきたりします。
痛みが強くなることは稀ではありますが、万が一調整により不具合を感じた場合はすぐにご相談ください。
4-4.施術
施術は、トムソンテーブルという特殊なベッドを使用し調整していきます。ベッド自体が、頸椎部、胸椎部、腰椎部、骨盤部と4部分に分かれており、それぞれが上下に昇降するように可動します。
昇降する際に発生する衝撃と振動を利用し、ずれた関節、 固まった関節・筋肉を緩ませて、正しい位置に調整していきます。その際に大きな音が発生しますが、痛み自体は大きく伴うことはありません。
4-5.アフター検査
施術後、施術前に実施して検査を元に再検査を実施します。そこで筋肉の硬さや関節の動き、関節におけるズレの変化を前後で診ていきます。
4-6.施術後の説明
施術において、動きが狭かった所に動きを出すように調整していきます。
その関係性で、次の日筋肉痛みたいな痛みが出たり、筋肉に張り感を感じたりするかもしれません。そのため、そういった反応を少なくするために、施術後30分以内に5分〜10分歩くことを推奨しています。
骨格を調整して骨格はいい状態ですが、そこについている筋肉がまだ馴染んでいない状態なので、歩いて筋肉を動かして馴染ませる作業が必要になってきます。
5.今後ヘルニアを予防するために知っておくべき3つのこと
5-1.体幹を中心に筋力トレーニングする
前述した通り筋力トレーニングが非常に効果があり、腰や腹筋、背筋を中心にトレーニングするのが良いです。
疲労の蓄積による筋肉の緊張は身体の不調の原因になりますが、体幹部分がしっかり鍛えられる事で上半身をしっかりと支える事が出来るようになり、首に掛かる負担を軽くする事が出来ます。
5-2.長時間同一姿勢でいないようにする
デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けると関節・筋肉が固まってしまい大きな負担を掛ける事になります。
骨盤の関節の動きが悪くなる事で身体のバランスが崩れて上半身に負担が掛かりやすくなり、椎間板にも偏った負担を掛ける事になって、ヘルニアのリスクが上がっていますのです。
座り作業をしないことが一番ではありますが、仕事だとそういうわけにもいきません。
合間をみて定期的に立ち上がり、痛まない範囲で身体を動かしたり、少しで良いので歩くようにしましょう。
5-3.適切な寝具選び
寝起き時に首を痛めてしまう人がいるように就寝中も何らかの原因で首に大きなストレスを掛けてしまっている事が分かります。
寝ている最中の身体の動きをコントロールする事は出来ないので、身体にあった寝具を選んでおく必要があります。
大切なのが枕とマットレス。
枕が高すぎても低すぎても、首に傾斜が出来てしまう為負担となってしまいます。
また、枕が適切だとしても、柔らかすぎるマットレスでは結局首に傾斜が付いてしまうので良くありません。
長い間使っているマットレスもへたっている可能性が高いので変えた方が良いでしょう。
6.患者様よりいただくヘルニアにまつわる5つの質問とその回答
6-1.家の近くの整体に通おうと思っているのですがどうすれば良い整体院に巡り会えるでしょうか?
良い整体院というのはいくつか決まって確認する点があります。
- 口コミが好評か(不自然な口コミや件数ではないか)
- ホームページの記事やブログの内容が詳しく分かりやすいか
- 基本的に予約制(時間をしっかり押さえて治療してくれます)
- 担当制で毎回同じ人が治療してくれる(非常に大事です)
- 問診時に症状の聞き取りと体の状態の確認、施術後に日常生活での注意点等、詳しい説明があるか
ホームページの管理が行き届いていて経営においてもきちんとしている場合、治療内容においてもしっかりしている場合というのが非常に多いので必ず確認した方がいいですね。
6-2.接骨院なら保険適用されるしマッサージも多くてお得だと思うのですが実際どうですか?
接骨院であれば、確かに保険適用され安価であるため何度も気軽に通う事ができると思います。
ただなぜ何度も通うのでしょうか。
恐らくその場で良くても次の日にすぐ戻ってしまう、良くはなっていないけど悪くなっていない、さまざまな理由があるとは思いますが、結果が出ておらず現状維持の状態であるからではないでしょうか。
当院では保険適用外で施術させて頂くため、最速最短で結果を出します。辛い症状から 1日でも早くお別れできると嬉しいですよね。
なお、ヘルニアは接骨院の保健適応対象外になっているので、実費診療となります。
6-3.腕や手が痺れていると頚椎椎間板ヘルニアですか?
痺れ=頚椎ヘルニアではないので、断定する事は出来ません。
頚椎症や胸郭出口症候群、筋肉などが原因で血管や神経を圧迫している場合も痺れの症状が出るからです。
レントゲンではヘルニアかどうかを判断する事が出来ない為、MRI検査を受ける為に整形外科を受診する必要があります。
また、ヘルニアと診断されたとしても、ヘルニアが神経に触れていなければ痛みや痺れの症状は出ないので、他に原因がある可能性も十分に考えられます。
6-4.何回通えば治りますか?
症状・身体の状態・発症からどれぐらい経過しているかにもよりますが、初回の治療でも変化を感じることが出来ます。
しかし、治すとなると話が変わります。
身体の歪みは長い時間、生活の癖によって生じたものなので時間の経過によって元の身体の状態に戻ってしまいます。
生活の癖・身体の癖から改善させていかなければならないので、初めのうちは間隔を詰めての施術を提案します。
もし、一回で治してほしいという依頼であればお断りさせていただく可能性があります。
6-5.整形外科や接骨院で首を引っ張られたのですが効果はありますか?
牽引療法を実施したことで症状が劇的に改善する事はほとんどありません。
確かに、椎間板が潰されると椎骨同士の間隔が狭くなるので、引っ張れば間隔が広がって椎間板が潰されなくなりそうですが、現実はそんな想像通りにはなりません。
患部だけを狙ってテンションを掛ける事は出来ないので、正常な椎間や靭帯を牽引したり、神経に負担を掛ける事になって非常に危険です。
牽引が絶対ダメとは言いません。
100人引っ張れば、中には症状が改善される人もいるかもしれません。
実施する場合には、下記の事を頭に入れておきましょう。
- 発症から随分と経過している症状の場合には、効果は期待できない
- 牽引療法中に痛みや痺れ、違和感を少しでも感じたらすぐにストップ
現在、アメリカで牽引療法をすることはほとんど無く、実施しているのは日本と韓国だけと言われるぐらいに効果は期待できないのです。
7.まとめ
がじゅまる整体院は、整体師が受けたいと思う治療法を提供します。
頚椎椎間板ヘルニアといっても、頭のてっぺんからつま先まで原因様々です。 細かく診ないとわからないものばかりなので、その時は症状が落ち着くけれど時間が経つとまた再発してくる。そんな経験あるかもしれません。
しかし問診、検査に長く時間をとっているがじゅまる整体院だからこそ解明できる原因と症状があります。
なので必要な間隔での治療は提案させてもらいますが、強制もしないし必要過剰な通院の指示もしません。 皆さんもお忙しい中来院してもらっているので、最適な間隔と出来る限り最短での改善をお約束します。
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