日本では4000万人が頭痛に悩んでいると言われています。
人口1億2千万人なので、約3人に1人は頭痛に悩んでいる計算です。
頭痛と言っても、緊張性頭痛や片頭痛などいくつかの種類に分類出来ます。
- 肩凝りがひどいから
- 天気が悪いから
- 季節の変わり目だから
ご自身の中でもどんな時に頭痛が発生するのか、なんとなく把握できている人もいるかもしれません。
しかし、これらはあくまで結果であって原因ではありません。
- 肩凝りがひどくて頭痛が発生するなら、なぜ肩が凝るのか
- 天気が悪くなると頭が痛くなる人は、なぜ天気の変化に身体が耐えられないのか
- 季節の変わり目で発生する頭痛は、なぜ起きるのか
これらの症状は10人中10人が感じるものでは無いので、必ず原因が存在します。
ただ、原因を正しく捉える事は容易ではありません。
病院に行くと
「肩凝りによる頭痛だから筋弛緩剤と頭痛薬出しておきますね」
こんな風に言われてしまう人は結構いるでしょう。
対症療法しか成す術が無い。
それだけ病院の専門家の知識をもってしても頭痛の正確な原因を特定する事は難しいという事です。
頭痛改善というのは、専門家が集まったとしても簡単に出来る事では無いし、手強いとされる症状の一つです。
そう感じているのは私だけではありません。
有名なドクターの診察を受けても「頭痛が変わらない」と言って、私のもとに相談に来る人も少なくありません。
医学の進歩で二次性頭痛の特定など病気の発見率が上がっているため、昔に比べれば頭痛の改善率は上がっているのかもしれませんが、現場で患者さんのリアクションをみている私はそう思う事は出来ません。
この道を生業とする私がこんな事を言うのはおかしいかもしれませんが、頭痛の改善というのは決して簡単な事ではないのです。
また、頭痛を改善させる上で忘れてはいけない視点があります。
それが「頭痛の原因はその人によって全然違う」ということです。
一方で、そんな改善の難しい頭痛についてもう一つの重要な視点があります。それは「人によって頭痛の原因が全く違う」ということです。
当たり前といえば当たり前ですが、生活習慣は人によって異なります。
身体の癖、身体能力の差、基礎疾患がある無しでも違います。
これらの事だけでも頭痛の原因は一人一人違う事が読み取れるはずです。
また、原因が一つだけであるよりも、様々な問題が複雑化して頭痛を起こしている場合がほとんどでしょう。
私たちがじゅまる整体院は開業から5年が経過し、累計11,620人程度の頭痛患者と向き合ってきました。そして、頭痛改善率は90%を超えています。
我々が頭痛改善において結果を出す事が出来ている理由はあきらかです。
その人その人が抱える頭痛の原因が、異なる事を念頭に置き正確な検査を実施し、その人に頭痛を起こさせている固有の原因の判明に尽力しているからです。
以前も頭痛に関しての記事を書かせてもらいましたが、症状も種類も多種多様で前回の記事だけでは足りないと思い再び筆を取らせてもらいました。
本記事を参考に、頭痛から解放される日々を送っていただけますと幸いです。
では、一つずつ見ていきましょう。
1.頭痛とは?
頭痛改善のために、頭痛とは何なのか、基本的な情報から確認していきましょう。
1-1.頭痛とは頭部に生じる痛み
頭痛とは、頭部のどこかの部分に生じる痛みの事です。
頭痛と訴える患者はあらゆる症状を伴う事があります。
- 頭痛
- 吐き気
- めまい
- 耳鳴り
- 眼痛 etc
まず、頭痛自体は症状であって病気ではありません。
そのため頭痛が生じている原因は人によってばらばらです。
何かしらの病気なのかもしれないし、肩凝りなどが原因かもしれません。
さらに、その肩凝りを起こしている原因が、普段の日常生活動作にある可能性もあります。
シンプルに直結すればいいのですが、頭痛の原因がそんなシンプルである事はほぼありません。
様々な要素が複雑化している事がほとんどでしょう。
そのため、頭痛改善にはその人の生活習慣や普段の癖を把握しておく必要があるのです。
1-2.頭痛の多くは原因不明?
普段現場で、患者さんのお話を聞いていると次のような事をよく聞きます。
- 頭痛外来にいったが具体的な原因は教えてもらえなかった
- 「肩凝り用の湿布と頭痛薬」といった対応がほとんど
- 「うまく付き合っていくしかない」とだけ言われた
つまり、脳神経外科や頭痛外来をはじめとしたドクターの知識をもってしても、頭痛の原因を明確化する事は困難という事です。
表面状の症状だけを見ればシンプルに頭痛かもしれませんが、そこに隠れる頭痛の原因は複雑でシンプルな話では無いのです。
ただ、その人と向き合い考えられる可能性を一つずつ潰していけば、頭痛を改善させる事はほぼ間違いなく出来るでしょう。
2.自分で頭痛を和らげる3つの方法
2-1.首肩に負担が掛かる姿勢をとらない
下を向いていたり、前傾姿勢を長時間とることで首・肩の筋肉が少しずつ硬くなり、頭痛が起きる原因となります。
普段からデスクワークやスマートフォンを触っている時間が長いと自覚のある人は頭が前に垂れてこないように意識してみましょう。
また、枕の高すぎ低すぎは首・肩コリに繋がる事もあるため、頭痛の原因になる事もあり見直さなければいけない可能性があります。
2-2.温めて血流をよくする
身体を温める事で全身の血流が改善されて頭痛が和らぐ場合があります。
少し温度が低めの湯舟にしっかりと浸かって血行を良くするといいでしょう。
また、首・肩・肩甲骨周辺に強めの水圧でシャワーを当てるのも効果的です。
マッサージ効果がありコリが緩んで頭痛が軽くなる効果が期待できます。
ただ、頭痛の種類によっては血流を良くする事で悪化する頭痛もあるので注意が必要です。
2-3.筋肉を緩める
身体を動かして筋肉を硬くさせない事は頭痛を予防する効果もありますが、既に頭痛が出てしまっている時にも有用です。
仕事をしている時でも軽い体操やマッサージならやりやすいと思います。
- 座った状態ですぼめるようにあげて、ストンと落とす
- 頚の筋肉をつまんだ状態で前後に動かす
- 側頭部をスライドさせるようにマッサージ
頭痛の症状の出方を確認しながら実施してみましょう。
3.頭痛改善に向けた施術を提供する3つの場所
頭痛改善のために専門家の力を借りたいのであれば、次の3つの場所の違いを把握してから探すべきです。
名称 | 誰がやるか | 特徴 |
---|---|---|
病院(頭痛外来) | 医師(有資格) |
|
接骨院、整骨院 | 柔道整復師(有資格) |
|
整体院 | 柔道整復師や理学療法士(有資格) ※無資格者が経営している場合もあり |
|
それでは一つずつ解説していきます。
3-1.病院(頭痛外来)
国家資格を所有した医師が治療にあたります。
頭痛外来とは頭痛に関連のある脳神経科、内科、精神科などあらゆる分野の専門家が診察にあたります。
病院の最も大きな違いは手術と画像診断(レントゲン・MRI)が可能という点でしょう。
頭痛の原因となる病気を検査で発見出来るのも、手術で取り除けるのも病院だけです。
頭痛に対しては、鎮痛剤やブロック注射で痛みを緩和させることが可能です。
発見が難しい原因も存在するため、自分の身体の状態を把握するには最も適した医療機関です。
3-2.接骨院、整骨院
接骨院では柔道整復師という国家資格を所有しています
画像検査や手術も投薬治療も出来ない為、基本的に手技で身体の状態をチェックして、凝り固まった筋肉や関節にマッサージやストレッチ、電気治療器や部分的な矯正を施して身体を緩めていきます。
頭痛に対しての施術は保健適応外なので、実費となります。
営業時間も病院に比べて遅くまでやっているため、遅い時間でも施術に行く事が可能です。
しかし、病院に比べて治療内容が多種多様であったり、技術レベルが治療院によってバラバラなので、事前に口コミ等ある程度の情報は調べておくべきでしょう。
3-3.整体院
整体院は規則上、無資格でも問題無く営業出来ますが、柔道整復師や理学療法士の資格を持っている場合が多いです。
治療法はその整体院によって様々で、
- カイロプラクティックでの骨格調整
- ツボの刺激
- 身体のバランスを整えるためのストレッチ
- 身体の矯正
- 緊張した筋肉をマッサージ
というように多様化されているので一概にはいえませんが、もともと病院・接骨院に勤務する有資格者が更なる治療の為に経営している場合が多く、身体の構造を熟知し精練された技術である事が多いです。
しかし、上記したように無資格者の場合や接骨院同様に技術のレベル差が顕著に表れ、整体院の場合治療内容が多様化している為、口コミ、治療方針、施術内容など事前の情報が必要になってきます。
4.がじゅまる整体院における頭痛改善のための施術の進め方
がじゅまる整体院では頭痛の改善に強い自信を持っております。
頭痛の7割以上は緊張型頭痛と言われており、筋肉のコリや頚椎がずれた事で発症する事がほとんどです。
あとの3割弱は神経的な問題の頭痛です。
首から腰にかけての背骨は非常に多くの神経が伸びており、その背骨にズレや歪み、周りの筋肉が緊張する事で神経は圧迫されて異常が生じるようになります。
現在、このような神経の問題は科学的な証明がされているわけではありませんが、実際の現場での結果が何よりも効果を実証していると言えるでしょう。
がじゅまる整体院では国家資格保有者が施術にあたり、頭痛改善のために以下のような流れで施術を行なっています。
- 問診
- 検査
- 施術前の説明
- 施術
- アフター検査
- 施術後の説明
それぞれどのような内容で進めていくのか解説していきます。
4-1.問診
問診に入る前に、
問診を進めていくに当たって、まずは問診表を記載していただきます。
まず現在の身体の状態について詳しくお伺いしていきます。
- いつから
- なにが原因で発症したのか
- どうすると症状が強くなるのか
- 楽になる体勢はあるか
- 過去にしたケガ
- 職業
- 運動などの生活習慣
メインとなる症状以外で、現在気になる症状・出ている症状があれば教えてください。
身体の状態を詳しく教えていただく事で、様々な角度から原因を解明し、根本からの改善に繋いでいくことが可能です。
4-2.検査
がじゅまる整体院では原因解明のために全身を検査します。
頭痛の原因は首コリ肩コリに限らず全身に原因が隠れているので部分的な検査をするのはNGです。
頭痛の原因は複雑化している事がほとんどなので、特定するのが非常に難しく身体のあらゆる箇所に原因が可能性があるからです。
検査を丁寧かつ正確に行っているからこそ、私たちがじゅまる整体院における頭痛改善率は90%を超えています
例えば私たちが頭痛と聞いて真っ先に思う浮かべる主要な原因は次の通りです。
- 背骨が歪んでいる
- 肩の高さが左右で違う
- 骨盤に歪みがある
- 腕の骨に捻じれがある
- ふくらはぎが過剰に緊張している
これらの可能性を頭に浮かべながら丁寧に検査を進めていきます。
ただし、上記は可能性の一部でしかありません。
もっと詳しく検査することで分かっていくものもあるのです。
頭痛といっても痛む場所に直接的な原因は無く、背骨の歪みや骨盤のずれ、筋肉の異常な緊張によるものが非常に多いのです。
4-3.施術前の説明
施術自体が特殊であるために、施術中、施術後、身体の中で様々な反応が出る事があります。
身体が暑くなってきたり、眠くなってきたり、少しだるさを感じてきたり、動悸がしてきたり、呼吸が荒くなったりしてきます。
人によっては、一時的に痛みが強く出たりとか、 普段痛みが出ていないような所に痛みが出てきたりします。
痛みが強くなることは稀ではありますが、万が一調整により不具合を感じた場合はすぐにご相談ください。
4-4.施術
施術は、トムソンテーブルという特殊なベッドを使用し調整していきます。ベッド自体が、頸椎部、胸椎部、腰椎部、骨盤部と4部分に分かれており、それぞれが上下に昇降するように可動します。
昇降する際に発生する衝撃と振動を利用し、ずれた関節、 固まった関節・筋肉を緩ませて、正しい位置に調整していきます。その際に大きな音が発生しますが、痛み自体は大きく伴うことはありません。
4-5.アフター検査
施術前に実施した検査を元に、再度施術後検査を行っていきます。
そこで筋肉の硬さ、関節の可動域、ずれを比較していきます。
4-6.施術後の説明
施術において、動きが狭かった所に動きを出すように調整していきます。
その影響で、翌日筋肉痛みたいな痛みが出たり、筋肉に張りを感じる事があるかもしれません。
そういった反応を少なくするために、施術後30分以内に5分〜10分歩くことを推奨しています。
骨格を調整したことで骨格は整った状態にありますが、そこに付く筋肉がまだ馴染んでいない状態なので、歩いて筋肉を動かして馴染ませる過程が必要になってきます。
5.今後頭痛を防ぐために知っておくべき3つのこと
5-1.長時間同じ姿勢を維持しないようにする
パソコン作業や勉強などで長時間座った姿勢を続けると骨盤の動きが悪くなり、上半身に負荷が掛かって首肩が凝りやすくなってしまうのです。
その影響で首肩の関節が固まり、筋肉が緊張して頭痛発生の要因となってしまうのです。
座り作業をしないことが一番ではありますが、仕事・学校だとそういうわけにもいかないでしょう。
合間をみて定期的に立ち上がり、身体を動かしたり、少しで良いので歩くようにしましょう。
座ったままであれば、上半身だけでも動かしたり、肩を回して筋肉が緊張するのを防ぐようにしましょう。
5-2.ストレスを溜め込まないようにする
肉体的なストレスもですが、精神的なストレスが身体を緊張させて頭痛を起こす要因となる事もあります。
ストレス解消のために自分に合った方法を見つけると良いでしょう。
- 休みの日は自分の趣味に没頭する
- 仕事終わりに湯舟に浸かってリラックス
- 周囲の人に悩みや自分の話を聞いてもらう
日常生活において多少のストレスは避ける事が出来ませんが、溜め込みすぎないように発散方法があるといいですね。
5-3.摂るべき食材
積極的に摂る事で頭痛を予防する事が出来る栄養素があります。
それがマグネシウムとビタミンB2。
海藻類や大豆、玄米などにはマグネシウムが豊富に含有されており、みそ汁などの和食にはマグネシウムを含む食材が使われている事が多いので、洋食よりも和食を選ぶようにした方が良いでしょう。
また、ナッツなどにもマグネシウムは豊富に含まれているので意識的に食べてみるのも良いですね
ビタミンB2は肉や魚・牛乳などに豊富に含有されていますが、肉や魚などは必要摂取量としては以外と足りていない事が非常に多いです。
三食に分けてでも出来るだけ摂るようにしましょう。
6.患者様よりいただく頭痛にまつわる3つの質問とその回答
6-1.しっかりとした整体に通いたいんですが、どうやって探せば良いですか?
整体院も様々なので、当たりを引く事もあれば、はずれを引く事もあります。
それでも、なるべくはずれは引きたくないですよね。
そのためにも、事前にいくつかポイントを確認して見極めておくべきでしょう。
- 口コミが異常に多かったり、不自然な内容は無いか
- ホームページが見やすく、記事が定期的に更新されているか
- 予約制である(受付制だと混雑時に施術が雑になる可能性がある)
- 施術担当者は毎回同じか(人が変わると経過が分からなくなる)
ホームページが定期的に更新されており、記事なども分かりやすく専門的な内容が含まれているかというのはかなり重要なポイントになってきます。
ホームページなど経営に関する所がしっかり管理されてあると、施術など技術内容に関してもしっかりしている場合が非常に多いからです。
6-2.接骨院なら揉んでもらえて、保険も効くから安くていいと思うんですが、どうですか?
確かに接骨院は、健康保険が適応されれば単価を安く済ませる事が出来て良いかもしれません。
しかし、何日も何日も連日で通ってしまったことはありませんか?
やってもらった直後は良くても翌日には頭痛が再発、結局良くも悪くもなっていない。
理由は様々かもしれませんが、結果に繋がらず現状維持が続いているからではないでしょうか?
また、接骨院では頭痛の症状は保健適応外となるため、実費となります。
がじゅまる整体院では完全実費で施術させて頂く為、最速最短で結果を出します。
辛い頭痛から1秒でも早く解放されると嬉しいですよね。
6-3.1回で頭痛は治りますか?
頭痛の症状の出方・頻度・いつから頭痛があるのかなど、身体の状態にもよりますが、初回の施術でも頭痛の症状を消失させる事は可能です。
しかし、しっかり改善させるとなると話は変わります。
頭痛を引き起こす現在の身体の歪みは、生活習慣や長期間の身体の癖によって生じた歪みなので、時間が経つことで元の状態に戻ってしまいます。
生活の癖・身体の癖から改善させていかなければならないので、初めのうちは間隔を詰めての施術を提案します。
もし、一回だけで何とかしてほしいという御依頼であればお断りさせていただく可能性がありますので、ご了承ください。
7.まとめ
がじゅまる整体院は、整体師が受けたいと思う治療法を提供します。
頭痛の原因は、頭部だけに限らず体中のあらゆる部位に存在する可能性があります。
細かく調べないと分からないものがほとんどなので、原因が判明しないまま施術をうけて、その時は頭痛が引くけれど時間が経つとまた頭が痛くなってくる。
もしかしたら、そんな経験あるかもしれません。
しかし、原因追究のために問診・検査に長く時間を確保しているがじゅまる整体院だからこそ解明できる原因があります。
そのため治療を進めるうえで必要な通院間隔の提案をさせてもらいますが、強制もしないし必要以上に通院を促すような事もしません。
限りあるお時間の中来院してもらっているので、最適な通院間隔と可能な限り最速最短での改善をお約束します。
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