肋間神経痛をご存知でしょうか?
肋間神経痛とは、肋骨と並走するように伸びる神経が何らかの原因によって痛みが出る症状です。
- 転んだわけでもぶつけたわけでも無いのに、背中から脇腹にかけて痛みがある
- じりじりと痛む事もあれば、電気がはしるように痛む事もある
- 咳やくしゃみで痛みが生じる
- 片側だけに症状がある
上記に該当する場合、それはもしかしたら肋間神経痛かもしれません。
肋間神経痛は大きく分けて二つ。
原因が分からない特発性肋間神経痛と、はっきりとした原因が認められる症候性肋間神経痛です。
しかし、背中や脇腹に痛みが出ていても痛みがある所に原因があるわけではありません。
また、肋間神経痛は症状であって病気でもありません。
例えば、発熱があると言っても、風邪による発熱、インフルエンザによる発熱、胃腸炎からくる発熱というように、原因は違えど肋骨周辺に痛みなど神経症状が現れるものを総じて肋間神経痛と言います。
つまり、原因を分析して正しくアプローチしていかないと肋間神経痛の改善は遠のいてしまうという事なのです。
背中の筋肉が硬くなりすぎた事で肋間神経痛が発生したら、硬くなった筋肉を緩めれば、確かに肋間神経痛の症状は消えるでしょう。
しかし、なぜ筋肉が硬くなってしまったのか、根本から身体を改善させていかなければ再び筋肉が硬くなり、肋間神経痛が再発するリスクは避ける事ができません。
周りでも良く耳にするのは「重症化した肋間神経痛の痛みは引きにくい」「痛みが引いても再び悪化しやすい」という事です。
これこそが、本当の意味で肋間神経痛を改善する事の難しさを物語っています。
専門家の私が言うのもおかしいかもしれませんが、患部に負担が掛からないように身体のバランスを調整する事は容易ではありません。
また、施術を進める上で更に重要な見方があります。
それは、その人その人で原因となる部位は全然異なるという事です。
あたりまえですが人によって生活習慣は異なります。
普段の癖も違うし、そもそもの身体のつくりも違うし、既往歴の有無も違います。
あらゆる事を考慮すると一人一人の根本的な原因は絶対に違うはずなのです。
そう考えると、原因がシンプルに一つだけであることは滅多になく、あらゆる要因が複雑に絡み合って肋間神経痛が現れているケースが大半でしょう。
がじゅまる整体院は開業から5年が経過し、多くの肋間神経痛患者と向き合い改善する事が出来ました。
我々が結果を出す事が出来ているのには理由があります。
肋間神経痛の原因を決めつける事なく、それぞれ違うという事を前提に検査を実行し、その人固有の原因特定に力を注いでいるからです。
今回そんながじゅまる整体院だからこそ肋間神経痛についてお伝えできる話があると思い筆を取りました。
- まず肋間神経痛とは何か?
- 肋間神経痛の原因は?
- 肋間神経痛改善に必要な事は?
- 肋間神経痛改善にはどこにいくべきか?
- 肋間神経痛を自分で予防するにはどうすればいいのか?
肋間神経痛に関するこれらの情報をご説明していきます。
本記事をご覧いただいて、肋間神経痛から解放される日々を送っていただけますと幸いです。
それでは一つ一つ見ていきましょう。
1.肋間神経痛とは?
肋間神経痛改善のためにも、肋間神経痛の基本的な知識を身につけることからスタートしましょう。
1-1.肋間神経痛とは、肋間神経が圧迫されたことによる痛み
肋間神経痛とは、肋間神経が何らかの原因で圧迫されたことによる痛みや痺れなどの症状の総称です。
肋間神経痛と訴える患者の症状は次のようなケースがあります。
- 背中から脇腹にかけて電気が走るような痛み
- じりじりと常に痛む
- 痺れるような感覚
- 咳をした事でも響く
- 症状は両側では無く片側に出る事が多い
肋間神経痛そのものは病気ではありません。
肋間神経痛はあくまでも症状ですから、肋間神経痛が生じる原因は人それぞれです。
原因になっているのが病気の可能性もありますし、筋肉の過緊張、関節の可動域が狭くなっている事が原因の場合もあります。
さらにその原因は普段の生活習慣にあるかもしれません。
特発性肋間神経痛を改善するためには、その人の生活習慣や普段の癖と正確に向き合う必要があります。
それは決まった原因があるからではなく、様々な要因が複雑に絡み合っている場合がほとんどだからと考えるべきでしょう。
1-2.特発性肋間神経痛は根本的な部分が改善されていない?
専門の医療機関を受診すると
- 肩や背中のマッサージ
- 温熱などの物理療法
- 痛み止め
- ブロック注射
肋間神経痛の’症状’に対して何かしらの治療法を実施する事が非常に多いです。
肋間神経の症状が引くように適切な処置をすれば、症状自体はそこまで時間がかからずに引いてくるでしょう。
しかしそれだけでは、なぜ肋間神経痛が生じたのか、という部分まで改善されたわけでは無いので、時間とともに再発してしまう可能性があります。
実際に、私たちのもとにいらっしゃる患者様に病院を受診した時のお話を聞いてると次のような話が多いです。
- とりあえず湿布と痛み止め
- 痛みがあるうちはなるべく安静に
- 痛みが出るならまた来てください
つまり病院のドクターをはじめとする専門家の腕と知識があっても、特発性肋間神経痛の根本的な原因の解析は難しいのです。
表面状の症状だけをみればシンプルですが、その裏には複雑に絡み合っている原因があるため、明確化するのは簡単ではないのです。
ただ、その人と向き合って一つ一つ可能性を潰していけば、ほぼ確実に肋間神経痛を改善させる事が可能です。
1-3.肋間神経痛を発生させる原因
原因については、まだまだ不明確な部分が多い肋間神経痛ですが、はっきりとした原因があるものを症候性肋間神経痛、原因不明とされるものを特発性肋間神経痛と呼びます。
症候性肋間神経痛の原因は
- 帯状疱疹
- 変形性脊椎症
- 椎間板ヘルニア
- 脊椎腫瘍
- 肋骨骨折 etc
骨に異常が見つからない場合に、肋間神経痛が起きる代表的な疾患に帯状疱疹があります。
帯状疱疹は、ヘルペスウイルスが神経を介して背中から脇腹、胸の下あたりの皮膚に皮疹を発生させる疾患です。
皮疹が消えて治った後も、体内にウイルスは残り続けて、疲れて抵抗力や免疫力が下がった時に再び活性化して肋間神経痛などの症状を引き起こすようになります。
過去に水疱瘡を発症したことがあると、体内にヘルペスウイルスが残り続けて、身体が元気な時は問題ありませんが、弱っているタイミングで発症するのが特徴です。
帯状疱疹による肋間神経痛は、皮疹があった場所に断続的なジリジリとした痛みが生じることが多く、発症後なるべく早めに抗ウイルス薬を服用しないと、ウイルスがなかなか落ち着かずに肋間神経痛を長引かせることになってしまいます。
特発性肋間神経痛の場合、はっきりとした原因を挙げるのが難しい場合がほとんどです。
しかし、近年になってストレスが影響している事が多いという事が分かってきました。
過労や疲労の蓄積、寝不足などの肉体的ストレスや、仕事、プライベートでの精神的ストレスが要因となって、肋間神経を圧迫させて症状として現れます。
また、ストレスによって緊張した身体は全身の歪みを助長させて肋間神経痛を起こしやすくなってしまうのです。
2.自分で肋間神経痛を和らげる3つの方法
2-1.長時間同一姿勢でいないようにする
デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けていると、身体の循環が滞って痛みが強くなったり、いつまでも痛みが取れないというケースがあります。
同じ作業を続けないが一番ではありますが、仕事だとそういうわけにもいかないでしょう。
タイミングをみて立ち上がったり、肩を動かしたり、少しで良いので歩くようにしましょう。
長時間同じ姿勢を続けると、体中の関節・筋肉が固まってしまい肋間神経痛が強くなる原因になってしまいます。
また、骨盤の関節の動きが悪くなる事で上半身に負荷が掛かり、背中や肩の筋肉が緊張して、肋間神経の圧迫が強くなって痛みも悪化してしまうのです。
2-2.ストレッチ
神経を圧迫している筋肉のストレッチをする事で症状を緩和する事が出来ます。
人の体は4割が筋肉で、その内の7割は下半身に存在します。
骨盤を支える下半身の筋肉は非常に重要な役割があります。
下半身の筋力が弱くなる、または硬くなるとあらゆる病気の要因であったり、様々な症状のきっかけとなります。
血液循環の悪化により血圧の上昇、糖尿病、脳梗塞。骨盤内には内臓があり、内臓への血液の流れが悪化し腎機能、排泄の機能低下も起こりやすくなります。
そして下半身の筋肉が落ちる事で体の支えとなる骨盤が支えられなくなりバランスが崩れ、歪みとなり肋間神経痛が起こりやすくなります。
2-3.適切な冷却・温熱処置
肋間神経痛はどこかで神経が圧迫されたことで背中から脇腹に掛けて神経症状が現れます。
そこで、冷やすのか温めるのかを正しく行う事で症状を緩和させて、回復を早める事が出来ます。
症状を抑え込むだけならば、神経というのは冷える事で痛みや痺れが強く現れるので温めれば一時的に症状を和らげることが可能です。
しかし、筋肉を痛めたり神経を損傷したことで肋間神経痛が生じているのであれば、損傷部位に炎症が起きている状態なので、冷やして炎症を抑える事が第一になります。
このパターンでも温めれば一時的に症状は和らぎますが、炎症を悪化させる事になるので長引かせる要因になってしまうのです。
この場合にアイシングするのは、症状が出ている部分ではなく、肩などの損傷して原因となっている部分です。
対処を誤ると逆効果になったり、回復を遅らせてしまう可能性があるので正しく判断する必要があります。
3.肋間神経痛改善に向けた施術を提供する3つの場所
肋間神経痛改善のために専門機関を受診したいのであれば、次の3つの場所の違いを確認していきましょう。
名称 | 誰がやるか | 特徴 |
---|---|---|
病院(整形外科) | 医師(有資格) |
|
接骨院、整骨院 | 柔道整復師(有資格) |
|
整体院 | 柔道整復師や理学療法士(有資格) ※無資格者が経営している場合もあり |
|
それでは一つずつ解説していきます。
3-1.病院(整形外科)
国家資格を所有した医師が施術にあたります。
病院の大きな違いは画像診断(レントゲン・MRI)が可能という点です。
骨折などによって肋間神経痛が生じている場合には原因発見にレントゲン、レントゲンよりも精密な状態(ヘルニアや腫瘍による肋間神経痛)の確認にはMRIでの検査が必要となります。
通常の骨折・脱臼は接骨院でも整復する事が出来ますが、皮膚に損傷があり出血を伴う骨折・脱臼は病院での治療対象となります。
肋間神経痛に対しての治療法は、痛み止めや血流を良くする投薬治療、ブロック注射をして症状を緩和させたり、更に電気での物理療法や運動療法によるリハビリもしていきます。
3-2.接骨院、整骨院
接骨院では柔道整復師という国家資格を所有しています
柔道整復師とは医師の同意を得れば骨折・脱臼を治療することができ、打撲・捻挫に対して超音波治療や電気や温熱による物理療法で回復を早め、運動療法や手技(マッサージ)でリハビリをすることが出来る資格です。
肋間神経痛に対しての治療法は、電気治療や温熱療法、手技で肩や背中などの固まって筋肉を緩め、周辺の関節に運動療法やストレッチを加えて柔軟性を取り戻し、痛みや痺れを取り除いていきます。
病院に比べて治療方法や技術レベルに差がはっきりと出る分、事前に口コミ等ある程度の情報は調べておかなければなりません。
3-3.整体院
整体院は規則上、無資格でも問題無く営業出来ますが、柔道整復師や理学療法士の資格を持っている場合が多いです。
病院でも接骨院でもない為、骨折・脱臼の整復や薬の投与も出来ません。
治療法はその整体院によって様々で、
- 時間によって金額の設定されたマッサージ
- 高周波治療器による痛みと遮断
- カイロプラクティックでの骨格調整
- 治療院独自の整体法
- オステオパシー
というように多様化されているので一概にはいえませんが、もともと病院・接骨院に勤務する有資格者が更なる技術向上を目指している場合が多く、身体の構造を熟知し精練された技術である事が多いです。
しかし上述したように、無資格者である場合や技術に見合っていない事もあるので口コミ、治療方針、施術内容など事前の情報が必要になってきます。
4.がじゅまる整体院における肋間神経痛改善のための施術の進め方
肋間神経痛は痛みや痺れなどの症状が出ている所が原因であるとは限りません。
骨盤や背骨のずれ(特に胸椎の5~9番)、筋肉の緊張など身体の歪みが原因で肋間神経が圧迫されて痛みなどの症状が出ている事が圧倒的に多いのです。
がじゅまる整体院では原因となる背骨のずれを正しく捉えて、本来の位置に調整する事で神経圧迫が取り除かれて、症状が消失します。
症状が出ている所ばかりにフォーカスするのではなく、重要なのは肋間神経痛の原因が何なのか?という事を考え、正確に施術していく事で根本から改善させることが可能です。
がじゅまる整体院では国家資格保有者が施術にあたり、肋間神経痛改善のために以下のような流れで施術を行なっています。
- 問診
- 検査
- 施術前の説明
- 施術
- アフター検査
- 施術後の説明
それぞれどのような内容で進めていくのか解説していきます。
4-1.問診
問診票に記入頂いたうえで問診を進めていきます。
来院動機となる現在の身体の症状について詳しくご記入頂きます。
- いつから?
- 原因は?
- 症状が強くなる体勢は?
- 楽になる体勢は?
- 過去に同様の痛みを経験したことは?
- 普段の運動習慣や仕事内容は?
など日常生活についても併せてお伺いしていきます。
また、その他にも症状が出ているのであれば教えてください。
その他にも症状が出ているのであれば、様々な角度から原因を追究して、根本からの改善につなげる事が可能です。
4-2.検査
がじゅまる整体院では原因解明のために全身を検査します。
肋間神経痛の痛みが背中や脇腹に出ているといっても、そこだけ検査しては不十分です。
肋間神経痛は症状が現れている場所に原因が無い事がほとんどであるため、全身を検査していきます。
こういった検査を丁寧に行なっているからこそ、私たちがじゅまる整体院では肋間神経痛を改善させる事が出来ます。
例えば私たちが肋間神経痛と聞いて真っ先に思う浮かべる主要な原因は次の通りです。
- 背骨に歪みがある(特に胸椎)
- 肩の高さが左右で違う
- 肩が巻き込んでしまっている
- 骨盤に歪みがある
- 股関節が捻じれている
- お尻の筋肉が過剰に緊張している
これらの可能性を頭に浮かべながら丁寧に検査を進めていきます。
ただし、上記したのは一部であって、まだまだ正確に調べないと分からないものが非常に多いです。
肋間神経痛の原因は痛む部位ではなく、骨盤や背骨の歪み、下半身の骨のずれ、筋肉が過緊張したものによる場合が非常に多いのです。
4-3.施術前の説明
施術自体が特殊であるために、施術中、施術後、身体の中で様々な反応が出る事があります。
身体が暑くなってきたり、眠くなってきたり、少しだるさを感じてきたり、動悸がしてきたり、呼吸が荒くなったりしてきます。
人によっては、一時的に痛みや痺れが強く出たりとか、 今まで症状が出ていない所に症状が出てきたりする場合があります。
痛みが強くなることは稀ではありますが、万が一調整により不具合を感じた場合はすぐにご相談ください。
4-4.施術
施術は、トムソンテーブルという特殊なベッドを使用し調整していきます。ベッド自体が、頸椎部、胸椎部、腰椎部、骨盤部と4部分に分かれており、それぞれが上下に昇降するように可動します。
昇降する際に発生する衝撃と振動を利用し、ずれた関節、 固まった関節・筋肉を緩ませて、正しい位置に調整していきます。その際に大きな音が発生しますが、痛み自体は大きく伴うことはありません。
4-5.アフター検査
施術後、施術前に実施して検査を元に再検査を実施します。そこで筋肉の硬さや関節の動き、関節におけるズレの変化を前後で診ていきます。
4-6.施術後の説明
施術において、動きが狭かった所に動きを出すように調整していきます。
施術の影響で、次の日筋肉痛みたいな痛みや、筋肉が張るように感じる場合があるかもしれません。そのため、そういった反応を少なくするために、施術後30分以内に5分〜10分歩くことを推奨しています。
骨格を調整して骨格はいい状態ですが、そこについている筋肉がまだ馴染んでいない状態なので、歩いて筋肉を動かして馴染ませる作業が必要になってきます。
5.今後肋間神経痛を防ぐために知っておくべき3つのこと
5-1.普段の癖の改善
- 座っていると必ず足を組む
- 立つ時に片方ばかりに体重をかける
- 左右どちらかの肘掛けばかり使いがち
長時間同じ姿勢をとっていると無意識にやってしまう癖があると思います。
その癖は長い間続ける事で歪みとなり、体に余計な負荷を掛けてしまい肋間神経痛、時には頭痛や肩こりの原因となってしまうでしょう。
もしくは、既に身体に歪みがある事で足を組みやすくなっている、片方ばかりに体重をかけやすくなっている事も考えられます。
簡単な改善策として、普段の癖とは逆の事をすると効果的です。
- いつも組む方とは逆の足を組む
- 立つ時にいつもと逆の方に体重を掛ける
- 普段使わない方の肘掛けを使う
いつもとは逆の動きをするので違和感は強く感じるでしょう。
普段使ってない筋肉や関節に負荷が掛かることによる違和感です。
実践してすぐ変化が出るわけではありませんが、続ける事で今までと体のバランスが変わってくる事でしょう。
5-2.肋間神経痛予防に必要な水分補給
肋間神経痛は筋肉の過緊張でも発症する場合があります。
筋肉が緊張した状態というのは、血流が悪くなっている状態。
つまり血液の流れを良くする必要があります。
血液は老廃物を体外に排出する機能をもつ血漿という成分が55%を占めますが、血流が悪いということはこの機能があまり働いてないということになります。
この機能を十分に発揮するために必要なのが水です。
血漿の成分は90%が水なので、体内の水分量が減少してくると血漿の機能も低下してしまい、血液がドロドロになってしまいます。
つまり、水分補給をすることで血液はサラサラになり、老廃物をうまく体の外に出してくれるようになるのです。
また、血流が良くなる事で筋肉への栄養供給も潤滑になり、腰痛や肩凝り解消にも繋がります。
一日当たり必要とされる水分量は1.5リットル~2.0リットル。
およそ半分は食べ物からでも吸収されると言われており、残り半分は飲み物から補給しなければなりません。
しかし、一回で吸収できる水分量もおよそ200ml、一度に飲みすぎても吸収されずに尿として体外に排出されてしまうので、6~7回に分けて飲む必要があります。
逆に一気飲みをして、体内の塩分濃度が薄くなりすぎると低ナトリウム血症を引き起こしてしまい、頭痛・吐き気・意識障害を起こす可能性があるので1時間に1リットルを飲む場合は注意しましょう。
5-3.体幹の筋肉を鍛える
筋力トレーニングは身体を安定させる上で非常に効果的です。
その中でも特に鍛えるべき筋肉が体幹部分。
腰回りや腹筋、背筋を鍛える事で骨盤周辺の体幹部分が安定し、上半身に負荷が掛かりにくくなります。
肩や背中の筋肉に負荷が掛かって、疲労が蓄積しすぎると肋間神経痛の原因となってしまうので、体幹部分の筋力トレーニングは肋間神経痛予防に非常に効果的です。
6.患者様よりいただく肋間神経痛にまつわる5つの質問とその回答
6-1.近所の整体に通うか悩んでいるんですが、どうすれば良い整体院に巡り会えるでしょうか?
質の良い整体院というのはいくつかポイントがあります。
- 口コミ(数や内容に違和感が無いか)
- ホームページが定期的に更新されているか
- 予約制(時間を抑えて施術してくれます)
- 担当制(毎回施術者が変わると経過がわかりません)
口コミが異常に多い場合には、業者が介入している可能性があり信憑性に欠けます。
ホームページ管理が徹底していると、経営においても治療技術においてもしっかりと信用できる場合が多いので必ず確認するべきでしょう。
6-2.接骨院なら保険適用されるしマッサージもしてもらえて良いと思うのですが?
接骨院であれば、確かに健康保険が適応されれば単価が安いので何度も気軽に通う事ができると思います。
ただなぜ何度も通わなければいけないのでしょうか。
恐らく施術直後は良くても翌日には元通り、良くもなってないが悪くもなってない、理由は様々だと思いますが、現状維持で結果に繋がっていないからではないでしょうか。
肋間神経痛は症状が出ている部分をさすっても、マッサージしても一時的に症状が引くだけで、改善される事はありません。
当院では保険適用外で施術させて頂くため、最速最短で結果を出します。
辛い肋間神経痛の症状から1日でも早くお別れできると嬉しいですよね。
6-3.整形外科や接骨院で首を引っ張られたのですが効果はありますか?
牽引療法を実施したことで症状が劇的に改善する事はほとんど無いと言っていいでしょう。
確かに、背骨が変形すると椎間板が潰れて背骨同士の間隔が狭まるので、牽引すれば間隔が広がって椎間板が潰されなくなりそうですが、実際はそんなイメージ通りになる事はありません。
潰れたところだけを狙って牽引する事は出来ないので、周りの正常な椎間や靭帯を牽引したり、神経に負担を掛ける事になって非常に危険です。
ただし、牽引が絶対ダメとは言いません。
100人引っ張れば、中には症状が改善される人もいるかもしれません。
牽引する場合には、下記の事を頭に入れておきましょう。
- 症状が出てから長い時間が経過している場合には、効果は期待できない
- 牽引実施中に痛みや痺れ、違和感をわずかでも感じたら即中止
現在、アメリカで牽引療法をすることはほぼありません。
実施しているのは日本と韓国だけと言われるぐらいに効果は期待できないのです。
6-4.何回で治りますか?
痺れ・痛み・歪み・症状が出てからどれくらい経過しているか等、影響する要因は様々ありますが初回の施術でも身体の変化は感じることが出来ます。
しかし、肋間神経痛を治すとなると話が変わります。
身体の歪みというのは、日常生活の癖を長い間続けた事によって生じたものなので、一回限りの施術では時間の経過によって元の身体の状態に戻ってしまいます。
生活の癖・身体の癖から改善させていく必要があるので、初めのうちは間隔を詰めての施術を提案させて頂きます。
もし、一回で治してほしいという依頼であればお断りさせていただく可能性があるので、ご了承ください。
6-5.数日前から左胸の下あたりがヒリヒリと痛みます。咳やくしゃみをしても響くのですが肋間神経痛でしょうか?痛む部分に発疹のようなものがあります。
症状の限りであれば、肋間神経痛の可能性があります。
発疹に関しても帯状疱疹が出ているのかもしれないので早めに専門の医療機関に受診する事をおすすめします。
帯状疱疹は発症から早期に対処しないと、ウイルスの活動を抑制する事が出来ず長引かせる要因になってしまうので注意が必要です。
7.まとめ
がじゅまる整体院は、整体師が受けたいと思う治療法を提供します。
肋間神経痛といっても、原因は肋骨周辺に限らず頭の足先まで原因は様々です。 正確に診ないととわからないものばかりなので、原因がはっきりしないまま施術されて一時的に症状は落ち着くけどすぐ元通り。
そんな経験あるかもしれません。
しかし問診、検査に長く時間をとっているがじゅまる整体院だからこそ解明できる原因と症状があります。
なので必要な間隔での治療は提案させてもらいますが、強制もしないし必要以上に通院の指示もしません。
お忙しい中来院して頂いてるので、最適な間隔と最速最短での改善をお約束します。
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