あなたのその症状肩凝りではありませんか?
肩の周りの筋肉の血行が悪くなることで起こります。人間は二足歩行をするために、もともと首や腰に負担がかかりやすい体をしています。首から肩にかけての筋肉が姿勢を保つために緊張し、血行が悪くなって、重く感じるのが肩こりです。
肩こり(首こり、頚部痛を含めて)は日本では人口1000人あたり約120人で主訴の1位です。
30-40才代の男女5万人に限定した調査において、肩こり54.6%、肩こり歴は平均12.4年と慢性化しているという結果が出ているくらい悩まれている方が圧倒的に多いです。
そんな時、肩こりが辛いときはどこに行けばいいの?ってなると思います。
そこで、ひどい肩こりに悩んでいる方は「整形外科に行ってみよう」と思うケースが多いですよね。
実際に肩こりを治療するために整形外科を受診する方は非常に多いです。
整形外科ではレントゲンやMRI、CTなどで検査をしてくれる上、電気、温熱療法、牽引もしてくれます。
しかし…整形外科を受診しても肩こりが良くならない患者さんが非常に多いのを知っていますか?
なぜなら、根本的な部分が改善されていないから。
整形外科では肩こりを治療するために、まずはレントゲン検査を実施していきます。
骨に異常がないかを見るためにレントゲン検査をするのです。骨に異常があったら、手術などによって処置を行えば改善が期待できるため、「目に見える異常」を確認していくのです。
しかし、そこでレントゲンに異常がなければどうでしょう?
ほとんどの場合、
「ただの凝りですね」
「特に問題ありません」
と、いう診断で終わってしまうのが現状です。
実は整形外科ではレントゲンで異常がなければ原因不明で片付けられてしまうことが多く、「薬を飲んで様子を見る」以外に明確な対策を提示してくれないケースが非常に多いのです。
これを読んで心当たりのある方もいらっしゃると思います。
では、骨に異常はないと言われたらどうしたら良いのでしょうか…?
この肩こりが原因不明なのでしょうか?
本当に困っている人は行き場を失います。困っているから頼って受診したのに…
この凝って辛い原因はなに?
原因がないと言われた私はどうしたらいいの?
その通りです。原因があるから凝っているのです。
私たちがじゅまる整体院は開業から4年が経過し、累計11,500人程度の肩凝り患者と向き合ってきました。そして、肩凝り改善率は93.6%を超えています。
これほどの結果を出すに至った要因は明確です。
肩凝りの原因が一人一人違うことを前提に丁寧に検査を実行し、その人が持つ固有の原因の特定に力を注いでいるからです。
前置きが長くなりましたら、今回そんな私だからこそお伝えできる肩凝りの話ができると思い筆を取りました。
- そもそも肩凝りとは何なのか?
- なぜ肩が凝るのか?
- どうすれば肩凝りを改善できるのか?
- 肩凝り改善のためにどこに行くべきなのか?
- 自分で肩凝りを予防する事は出来るのか?
こういった肩凝りにまつわる私がお伝えできることの全てをこれからお伝えしていきます。
本記事を参考に、つらい肩凝りから解放される日々を送っていただけますと幸いです。それでは一つ一つ見ていきましょう。
1.肩凝りとは
まずは肩凝りに関する基本的な情報から身に着けていきましょう。
1-1.肩凝りとは首から肩にかけての痛みや不快感の総称
肩凝りとは
「頸より肩甲部にかけての緊張感(こり感)、重圧感、および鈍痛などの総称
※日本整形外科学会代議員などを対象としたアンケート調査でもっとも多く支持された定義
とされています。
肩凝りを訴える方の多くは
- 肩が張っている感覚
- 肩が痛い
- 肩に石が入っているような感じ
- 肩がだるい、おもい、苦しい
といった表現をし、吐き気や頭痛、めまい、眼の痛みを伴う事もあり、ひどくなると腕の痺れや痛みが出る事もあります。
後頭部から肩にかけての僧帽筋という大きな筋肉が固まっていて、肩甲骨の動きも悪くなっている場合が多いです。
問題なのはなぜ筋肉が固まっているのかという事です。あくまで肩凝りは症状であり原因は違う部分にあります。それが肩自体にあるのか、身体の歪みによるのか、それとも何かの病気が隠れているのか、原因をはっきりさせていかなければなりません。
そして、必ずしも原因が一つとは限らないでしょう。
だから生活習慣や普段の癖にも注意しなければならないのはあきらかですね。
1-2.外国人は肩が凝らない!?
日本人女性の9割が肩凝りの悩みを抱えているとご存じでしょうか?それに対して外国人はそもそも肩凝りをしないらしいです。
この差はいったい何なのか、それには理由があります。
欧米人は日本人に比べて筋肉量がしっかりしており、尚且つ日本人はなで肩が多いので骨格による差がある。
5~6キロある頭を1日中支えていたら徐々に疲労してきて筋肉が固くなってきます。
筋肉量の少ない日本人だったらどうなるか分かりますよね。
ライフスタイルや運動不足にも差があり、日本人はそもそも畳で生活していたこともあって、床でのお辞儀や会釈、相槌でうなずく等の首の動作が外国人に比べて多い
そして運動不足は血流悪化によって肩凝りの原因になります。
運動不足を自覚しているのは
アメリカ人43.2%
ドイツ人30.4%
中国人30.6%
日本人65.3%
と他国に比べて非常に多いという結果が出ています
※15歳以上を対象にしたWHOの2008年統計
また、ストレスをためやすい日本人の性格も外国人に比べ肩が凝りやすい要因の一つかもしれませんね。
しかし近年外国人にも肩凝りが増えてきていると言われています。その理由がスマートフォンの普及です。
2021年の1日あたりのスマホ平均使用時間は3時間46分。
スマートフォンを操作している人の姿勢を見ていると、どうしても下を向いてしまうので首や肩に負担が掛かるのは明確。
結局そもそもの体質よりも生活習慣から受ける影響によって肩が凝っている人が多いのかもしれません。
1-3.肩凝りの原因として代表的なケガ、疾患
肩凝りには原因として考えられるものが様々ありますが、その中でも肩凝りを伴う代表的なケガ、疾患があります。
それが「頸椎椎間板ヘルニア」と「むち打ち」です。
他にも肩凝りを伴う疾患は色々ありますが、ここではまずこの2つについて詳しく解説していこうと思います。
ただ、肩凝りがあるから必ず何かしらの病気を患っているというわけではありません。むしろいくつかの原因が複雑に重なり肩凝りとして出ているという可能性が高いです。
もし、普段感じる肩凝りとは違う痛み方や感覚であらわれた場合は少し注意してみたほうがいいですね。
頸椎椎間板ヘルニア
7つある首の骨と骨の間にある椎間板とよばれるクッションのようなものの中から髄核というゼリー状のものが飛び出した状態を頸椎椎間板ヘルニアといいます。
ヘルニアには「脱出」という意味があり、頸椎の椎間板内の髄核が元の位置から飛び出したので頸椎椎間板ヘルニアと呼びます。
飛び出した髄核が神経に触れたり圧迫したりすると肩甲骨周りの痛みや凝り感、腕から指にかけての痺れや痛み、力が入りにくい等の症状が出やすくなります。
40代前後の男性に比較的多く、長時間デスクワークやスマートフォン操作をするせいでストレートネックになっている人や、仕事で天井など上を見ている時間が長い人ほどリスクは高くなっていきます。
しかし、ヘルニアがあるから必ず痛みや痺れが出るわけではありません。
髄核が飛び出して神経に触れたり圧迫したりすると痛みや痺れが出ますが、ただ飛び出しただけでどこにも触れなければ症状も無く、なんなら気付かない事もあります。
病院でヘルニアですね
なんて言われても実は痛みとはなんの関係も無く、ヘルニア以外へのアプローチで症状が改善されることも十分あり得るのです。
むち打ち
交通事故によるケガで最も多く、日本人口の2割程度がむちうちによる首肩の症状に悩んでいるとされています。
むち打ちの症状は事故直後に出る事もありますが、ほとんどの場合時間が経過してから首肩の凝り感や痛み、頭痛、吐き気、目眩、倦怠感などがあらわれます。
事故後まずは病院で画像による検査をする流れになりますが、骨折や脱臼でも無い限り歪みやずれ程度では異常無しと言われ、交通事故だからムチ打ちでしょう。と曖昧なことを言われることが多いです。
しかし、病院と我々ではレントゲン写真の見方も変わってくるので決して流していい結果ではありませんね。
2.自分で肩凝りを和らげる方法
まずは肩凝りの原因ですが
- 長時間同じ姿勢でいるデスクワーク
- パソコンやスマホ操作による眼精疲労
- 運動不足
- 精神的ストレス
この4つにしても本当に現代病の原因になりそうなものばかりですよね。
現代ネット社会であった世の中ではありましたが、このご時世、デスクワークや自宅で過ごす時間が増え1日における活動量の低下に伴い、同じ姿勢での作業する時間が圧倒的に増えた方は多くいらっしゃるかと思います。
デスクワーク中の自分の姿勢を外から見たことがありますか?
多くの方は背中が丸まり、両肩、顔が前に突き出ている姿勢になっているでしょう。こうした姿勢を続けていると、重い頭を支えるために後ろの筋肉(首から肩の筋肉)に緊張性の疲労が生じ、血流が悪くなり、肩こりを起こします。
また細かい文字などを見続けると、目やその周囲の筋肉が緊張し、加えて首や肩も緊張します。とくにパソコンの場合、光を見つめるのと同じなので目が常に緊張を強いられ、まばたきの回数が減ります(通常は毎分15~20回程度。パソコン作業中は毎分1~2回に激減)。そのためドライアイから眼精疲労を起こし、それも肩こりの原因となってしまいます。
2-1.長時間同一姿勢でいないようにする
まず「同じ姿勢」を続けないようにし、こまめに首や肩の緊張状態をほぐすこと。ときどき首をゆっくり後ろに反らせてみます。このとき首筋や肩が硬い、あるいは少し痛いと感じたら、すでに肩こりが始まっています。首や肩をゆっくり回して筋肉の緊張をほぐしましょう。
また1時間に一度は立ち上がり、手を上に伸ばしてブルブルとふる、軽い屈伸をするなどの方法で、全身の血流を改善することも予防になります。
2-2.目に疲れを溜め込まない
「眼精疲労」の予防には、ときどき目を休ませることが大切です。目薬をさすだけでなく、1~2分間は目を閉じて休ませます。そのとき指先でこめかみのあたりを、優しくなでるように円を描きながらマッサージするとより効果的です。
仕事中などで目を閉じることができない場合は、窓の外など遠くを眺めるだけでも目の緊張を緩和することができます。
また中高年になるにつれ動体視力が低下するため、パソコンのスクロール画面を目で追うと非常に疲れることがあります。スクロールするときは画面を直視せずに、視線を少しそらしたりする工夫も大切です。
※まばたきは涙を生成する涙腺を刺激し、目の表面を潤し、保護する働きをしています。まばたきが少ないと目が乾燥し、疲れやすく、また傷つきやすくなります。
※肩がこっているときに首や肩を急激に動かすと、筋肉を傷つけたりする可能性があります。力を抜いて、できるだけゆっくり動かしましょう。
2-3.日常生活に運動を取り入れる
「運動不足」と「ストレス」は、日常の習慣が背景になっています。それだけに生活を見直し、肩こりを起こしにくい習慣をつけることが大切です。
運動習慣がない方にいきなり運動を始めましょうと言ってもモチベーションが上がらなかったり、何から始めていいのかわからなかったりと、無理があると思います。
まずは全身運動の1つとして、散歩や軽いジョギングなど取り組みやすい簡単な所から始めてみることをオススメします。
肩こりを起こしているときの首や肩は血流が悪くなっていて、新鮮な酸素や栄養分が伝わりにくく、疲れやすい状態になっています。それを改善するのが適度の運動です。
運動は、する事自体が血流を改善する効果があります。さらには、運動を続けることで筋肉量の低下を防ぎ、筋肉が柔軟性改善にも繋がります。筋肉は血液を送るポンプのような役割をしているので、運動を続け筋肉を動かすことで全身の血流を改善し、日ごろから肩こりを起こしにくいからだをつくることが大切です。また、ふくらはぎの筋肉は身体の中で『第二の心臓』と言われているくらい大切なポンプの役割を持っています。下半身には全身の血液のうち、約70%が集まるとされています。
心臓に近い上半身の血液は比較的負担が少なく心臓に戻りますが、下半身の血液は重力に逆らって心臓に戻らなければいけないので、多くの血液が集中します。
そこで、ふくらはぎのポンプのようなはたらきが血流にとって大切になります。ここに、ふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれる理由があります。
故に、上半身だけでなく下半身の運動(ウォーキング、ジョギングetc…)も大切になってきますね。
肩こりの予防では、筋肉に強い負荷をかけるよりも、筋肉を動かすことに意味があります。軽い運動、例えばウォーキング、ジョギング、室内での浅い屈伸運動やちょっとした時間のつま先立ちでも全身の血流がよくなるので、定期的に行うようにしましょう。歩くときは手を少し大きく振ることや、屈伸運動では膝を伸ばすときに両手を挙げたり、横に伸ばしながら行う事で肩の筋肉もほぐすことができます。ちょっとした工夫で同じ運動を行うにしても、より効果的に有意義な時間を過ごす事ができるでしょう。また、バリエーション豊かにすることで、飽きも来ず、続けて行える秘訣になります。
一方、「ストレス」による肩こりの解消にも、運動は効果的です。からだを動かすと血流が改善されるだけでなく、新鮮な空気を体内に入れ気分転換にもなるからです。また運動を始めると、運動方法をおぼえたり、運動着、靴を選んだり、目標をもつ(タイムを縮める、体重を減らすなど)といった楽しみが増え、それもストレス解消につながります。
ストレス性の肩こりは女性に多く、とくに気分が落ち込みやすい女性は要注意。毎日の生活のなかに適度の運動習慣を取り入れ、肩こりを起こしにくいからだづくりを心がけましょう。
※高血圧の治療を受けている方や高齢の方は、運動を始める前にかならず医師に相談してください。
3.肩凝り改善に向けた施術を提供する3つの場所
3-1.病院(整形外科)
国家資格を所有した医師が治療にあたります。
病院の大きな違いは手術による治療と画像診断(レントゲン・MRI)が可能という点でしょう。
もし重度のヘルニアが見つかった場合には手術による治療が可能です。しかしヘルニアの手術は慢性的な肩凝りの症状を残す場合もあるのでよく考えなければなりませんね。
また病院では薬物治療も可能です。筋弛緩剤で筋肉を緩めたりブロック注射で痛みを和らげることができます。
病院によっては温熱療法で血流促進、牽引療法でストレッチ効果や軽いマッサージなどの理学療法をしてくれる所もありますね。
3-2.接骨院、整骨院
接骨院では柔道整復師という国家資格を所有しています。
柔道整復師は骨折・脱臼・打撲・捻挫に対して施術を行うことが出来ます。
レントゲンやMRIを撮影することが出来ない為、病院と提携して検査を依頼することもありますね。
肩凝りに対しては電気による物理療法と手技で固まった筋肉を緩め、周りの関節に運動療法やストレッチを加えて柔軟性をつけて症状を取り除いていきます。
治療内容は根本治療よりも筋肉に対して施術する対象療法メインの治療院が多いかもしれませんね。
営業時間も病院に比べて遅くまでやっているため、夜の時間でも治療に行くことが出来、また保険が適用される事も多いので一回あたりの金額を抑えることが出来ます。
しかし、病院に比べて治療内容や技術レベルの差がはっきりとでる分、事前に口コミ等ある程度の情報が必要になってきます。
3-3.整体院
整体院は規則上、無資格でも問題無く営業出来ますが、柔道整復師や理学療法士の資格を持っている場合が多いです。
病院でも接骨院でもない為、骨折・脱臼の治療や手術・投薬治療も出来ません。
治療法はその整体院によって様々で
- 時間によって金額が設定されたマッサージ
- 特殊な電気治療器による施術
- カイロプラクティックでの骨格調整
- ストレッチ中心の治療
- 筋膜リリース
というように多様化されているので一概にはいえませんが、もともと病院・接骨院に勤務する有資格者が更なる治療の為に経営している場合が多く、身体の構造を熟知し精練された技術である事が多いです。
しかし、上記したように無資格者の場合や接骨院同様に技術のレベル差が顕著に表れ、整体院の場合治療内容が多様化している為、口コミ、治療方針、施術内容など細かい事前の情報が必要になってきます。
4.がじゅまる整体院における肩凝り改善のための施術の進め方
がじゅまる整体院では国家資格保有者が施術にあたり、肩こり改善のために以下のような流れで施術を行なっています。
- 問診
- 検査
- 施術前の説明
- 施術
- アフター検査
- 施術後の説明
それぞれどのような内容で進めていくのか解説していきます。
4-1.問診
問診を進めていくに当たって、まずは問診表を記載していただきます。
内容としましては、本日来院するきっかけとなった現状の身体機能を細かく記載してもらいます。(いつ、発症した原因として思い当たることは?、症状が強くなる動きや体勢は?、楽に感じる体勢はあるか?、既往歴の有無、職業、運動習慣等の生活環境について)
併せて、主症状以外の部分で気になる症状等あれば、細かく記載していただきます。詳しく記載して頂くことで、様々な論点から原因を突き止め、根本的なところから改善に繋げる事ができます。
4-2.検査
がじゅまる整体院では原因解明のために全身を検査します。
肩凝りだからと言って肩の検査だけをするのはNGです。肩凝りは原因を特定するのが難しい上に、肩以外のありとあらゆる身体の箇所に原因が隠れている可能性があるからです。
こういった検査を丁寧に行なっているからこそ、私たちがじゅまる整体院における肩凝り改善率は93.6%を超えています。
例えば私たちが肩凝りと聞いて真っ先に思う浮かべる主要な原因は次の通りです。
- 頸の骨が歪んでいる
- 肩の高さが左右で違う
- 骨盤に歪みがある
- 股関節が捻じれている
- 足首がずれている
- 左右の足の筋肉が緊張している
これらの可能性を頭に浮かべながら丁寧に検査を進めていきます。
ただし、上記はほんの一部でしかありませんしもっと詳しく検査しなければわからないものばかりです。
肩凝りといっても痛む場所に直接的な原因は無く、体幹の歪みや下半身の骨のずれ、筋肉の異常な緊張によるものが非常に多いのです。
4-3.施術前の説明
施術自体が特殊であるために、施術中、施術後、身体の中で様々な反応が出る事があります。
身体が暑くなってきたり、眠くなってきたり、少しだるさを感じてきたり、動悸がしてきたり、呼吸が荒くなったりしてきます。
人によっては、一時的に痛みが強く出たりとか、 普段痛みが出ていないような所に痛みが出てきたりします。
痛みが強くなることは稀ではありますが、万が一調整により不具合を感じた場合はすぐにご相談ください。
4-4.施術
施術は、トムソンテーブルという特殊なベッドを使用し調整していきます。ベッド自体が、頸椎部、胸椎部、腰椎部、骨盤部と4部分に分かれており、それぞれが上下に昇降するように可動します。
昇降する際に発生する衝撃と振動を利用し、ずれた関節、 固まった関節・筋肉を緩ませて、正しい位置に調整していきます。その際に大きな音が発生しますが、痛み自体は大きく伴うことはありません。
4-5.アフター検査
施術後、施術前に実施して検査を元に再検査を実施します。そこで筋肉の硬さや関節の動き、関節におけるズレの変化を前後で診ていきます。
4-6.施術後の説明
施術において、動きが狭かった所に動きを出すように調整していきます。
その関係性で、次の日筋肉痛みたいな痛みが出たり、筋肉に張り感を感じたりするかもしれません。そのため、そういった反応を少なくするために、施術後30分以内に5分〜10分歩くことを推奨しています。
骨格を調整して骨格はいい状態ですが、そこについている筋肉がまだ馴染んでいない状態なので、歩いて筋肉を動かして馴染ませる作業が必要になってきます。
5.今後肩凝りについて知っておくべき3つの事
5-1.体幹を中心に筋肉を鍛える
前述したとおり筋力をつけることで頭を支えられるようになり、肩凝りの症状を軽くすることが出来ます。
特にその中でも体幹の筋肉を鍛えることで背骨を支えられるようになり、背骨がきれいなカーブを保つことが出来るようになります。
また、腹筋を鍛えると腹圧が高まり自然と上半身の姿勢をキープしやすくなります。
意識的に姿勢を良くしようとすると、かえって筋肉が緊張してしまうので筋力を付ける事は非常に効果が期待できますね。
5-2.肩凝りに隠れた病気の存在
肩凝りは体の歪みや筋肉の緊張が原因のパターンは多々あります。
しかし、その中でも一部病気が隠れている事も知っておかなくてはなりません。
風邪やインフルエンザになると肩凝りや関節痛が出るように、前兆症状で肩が凝ってくる病気があります。
例えば髄膜という脳から脊髄にかけて覆っている膜がウイルス等によって炎症が起きた状態を髄膜炎といいます。
発症すると突然の肩凝りや発熱、頭痛、嘔吐の症状を伴うので、もともと肩凝りの無い人や風邪を引いてないのに肩凝りの悪化や発熱、頭痛、嘔吐の症状がある場合は髄膜炎の可能性を考えたほうがいいかもしれません。
また、急に血圧が上がった場合にも肩凝りをひどく感じるようになったり、狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患では左肩の凝りだけ悪化することが多いです。
もともと既往歴がある人は肩凝りの症状変化にも敏感にならなければなりませんね。
5-3.肩凝り解消のための水分補給
肩凝りは筋肉の緊張で血流が悪くなり、倦怠感や痛みを感じやすくなります。つまり血流を良くしなければなりません。
血液は老廃物を体の外に出す機能をもつ血漿という成分が55%を占めますが、血流が悪いということはこの機能があまり働いてないということになります。
この機能を取り戻すために必要なのが、じつは水。
血漿の90%が水なので、体内の水分量が減ってくると血漿も減少してしまい、血液がドロドロになって流れが悪くなってしまいます。
つまり、適度な水分補給は血液をサラサラにし、老廃物をうまく体の外に出してくれるようになるのです。
さらに血流促進は筋肉への栄養供給もしやすくなる為、肩凝り解消にも繋がります。
そこで一日当たり必要な水分量は1.5リットル~2.0リットル、そのうち半分は飲み物から補給しなければなりません。
一回あたりに吸収できる水分量もおよそ200ml、一度に摂りすぎても吸収されずに尿として体外に排出されてしまうので、6~7回に分けて飲む必要があります。逆に飲みすぎると体内の塩分濃度が薄くなりすぎてしまい低ナトリウム血症を引き起こしてしまい、頭痛・吐き気・意識障害を起こす可能性があるので1時間に1リットルを飲む場合は注意しましょう。
6.患者様よりいただく肩凝りにまつわる5つの質問
6-1.家の近くの整体に通おうと思うのですがどうすれば良い整体院に巡り合えるでしょうか?
良い整体院というのはいくつか決まって確認する点があります。
- 口コミが好評か(不自然な口コミや件数ではないか)
- ホームページの記事やブログの内容が詳しく分かりやすいか
- 基本的に予約制(時間をしっかり押さえて治療してくれます)
- 担当制で毎回同じ人が治療してくれる(非常に大事です)
- 問診時に症状の聞き取りと体の状態の確認、施術後に日常生活での注意点等、詳しい説明があるか
ホームページの管理が行き届いていて経営においてもきちんとしている場合、治療内容もしっかりしている事が非常に多いので必ず確認した方がいいですね。
6-2.何回通えば治りますか?
症状・身体の状態・肩凝り歴にもよりますが、初回の治療でも変化を感じることが出来ます。
しかし、治すとなると話が変わります。
身体の歪みは長い時間、生活の癖によって生じたものなので時間の経過によって元の身体の状態に戻ってしまいます。
生活の癖・身体の癖から改善させていかなければならないので、初めのうちは間隔を詰めての施術を提案します。
もし、一回で治してほしいという依頼であればお断りさせていただく可能性があります。
6-3.近くの整体院に言ったら肩をマッサージされました。マッサージされた時はよかったのですが後から肩の痛みが強くなりました。これは放っておいて良いのでしょうか?
肩をマッサージされた時に良かったのは、刺激が加わることにより一時的に筋肉がほぐれ血液の流れが良くなったためだと考えられます。
その後、痛みが強くなった原因としては、必要以上の刺激が加わり筋肉、組織を傷つけてしまった可能性が考 えられます。
あるいは、必要以上に緩みすぎてしまい、骨格が不安定な状態となった結果、過度な負荷が加わり肩の筋肉が耐えられず痛みとして、エラー反応を起こしています。
正常であれば痛みは出てきません。
異常が起きているから痛みの反応が出ているのです。異常部位に常に負荷が乗っていれば、もちろん治りは遅いですし、 いつまでも違和感が残る可能性が考えられます。
それこそ、整骨院に行けば、電気治療や温熱療法、患部のマッサージ等を再度実施するかもしれません。急性的に痛みが出ており、組織が傷ついている状態でさらなる刺激を加えたらどうなりますか?
組織はさらに傷つき痛みは強くなります。
当院ではまず崩れてしまった身体のバランスを調整していきます。異常部位に負担が掛からないように調整し、筋肉、組織の治癒を促進させていきます。
6-4.接骨院なら保険適用されるしマッサージも多くてお得だと思うんですが実際どうですか?
接骨院であれば、確かに保険適用され安価であるため何度も気軽に通う事ができると思います。
ただなぜ何度も通うのでしょうか。
恐らくその場で良くても次の日にすぐ戻ってしまう、良くはなっていないけど悪くなっていない、さまざまな理由があるとは思いますが、結果が出ておらず現状維持の状態であるからではないでしょうか。
当院では保険適用外で施術させて頂くため、最速最短で結果を出します。辛い症状から 1日でも早くお別れできると嬉しいですよね。
6-5.妊娠中に治療は出来ますか?
出産の前の日まで施術可能です。
治療院によっては妊婦さんへの治療法を知らない為、お断りする場合がありますが、当院では妊娠中に施術を受ける方もたくさん来院しており、産前産後のメンテナンスもストレス無く受けていただくことが可能です。
また身体の歪みを整え、神経伝達を調整しておくことで初産の場合、陣痛から出産までが約24%早くなるというデータがあります。
治療の体勢も仰向けと横向きで施術していくので、お腹に負担をかけずリラックスして治療を受けていただくことが可能です。
7.まとめ
がじゅまる整体院は、整体師が受けたいと思う治療法を提供します。
肩凝りといっても、頭のてっぺんからつま先まで原因様々です。 細かく診ないとわからないものばかりなので、その時は症状が落ち着くけれど時間が経つとまた再発してくる。そんな経験あるかもしれません。
しかし問診、検査に長く時間をとっているがじゅまる整体院だからこそ解明できる原因と症状があります。
なので必要な間隔での治療は提案させてもらいますが、強制もしないし必要過剰な通院の指示もしません。 皆さんもお忙しい中来院してもらっているので、最適な間隔と出来る限り最短での改善をお約束します。
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