寝違えとは?原因不明の首の痛みから改善するための基礎知識

  • 朝起き上がろうとしたら、首が痛くて起き上がれない
  • 振り向こうとしたら痛みが走って、首が動かせない
  • 寒い場所に長時間いたら、首が固まった

いわゆる寝違えや筋違えのような自由に首を動かせない程の痛みの場合、首の筋肉を捻挫してしまった可能性があります。

軽度の寝違えでは、数日時間が経てば次第に痛みは引いてくることがほとんど。
しかし、重症の場合は数日で症状が落ち着くどころか、何週間も痛みが強いままで首が動かせないなんてことも。

痛みの程度も軽い痛みから激痛まで様々、症状によっては

  • 呼吸がしずらい
  • 頭痛、吐き気、めまい
  • 胸部痛
  • 背部痛

を訴える人もいるほど、あらゆるケースがあるのです。

では、一体なぜ寝違えてしまうのでしょうか?
睡眠中は体勢のコントロールも難しいですし、自分で原因を把握しておかなければまた寝違えてしまう。
全く寝違えない人もいれば、頻繁に寝違える人もいる。
この差はどこからくるのでしょう。

寝方?体質?寝具?

痛みが出ている首肩を揉んで痛みが消えるなら、いくらでも揉みます。
しかし、寝違えの痛みの原因は首肩では無い事がほとんど。

その原因を明確に特定していく必要があります。

私たちがじゅまる整体院は開業から4年が経過し、累計11,500人程度の肩凝り患者と向き合ってきました。そして、肩凝り改善率は93.6%を超えています。
その中で数多くの寝違え症状を診てきました。
身体の上から下まで全身を把握する事で改善させる事の出来る症状があります。

これほどの改善結果を出すに至った要因は明確です。
寝違えの原因がそれぞれ違う事を前提に丁寧に検査を実行し、そのい人が持つ固有の原因の特定に力を注いでいるからです。

前置きが長くなりましたが、今回そんな私だからこそお伝えできる寝違えの話があると思い筆を取りました。

  • そもそも寝違えとは何なのか?
  • なぜ寝違えてしまうのか?
  • どうすれば寝違えを改善できるのか?
  • 寝違え改善の為にどこに行くべきなのか?
  • 自分で寝違えを予防する事は出来るのか?

こういった寝違えにまつわる私がお伝え出来る事の全てをこれからお伝えしていきます。
本記事を参考に、すこしでも寝違えの痛みから解放されますと幸いです。
それでは一つ一つ見ていきましょう。

1.寝違えとは

まずは寝違えに関する基本的な情報から身に着けていきましょう。

1-1.寝違えとは目覚めた時に発生する首肩周りの痛みの症状

寝違えとは、目覚めて起き上がろうとしたときに発生する首肩周りの痛みや張りの症状で、正式名称は「急性疼痛性頚部拘縮」といいます。

寝違えと症状で訴える患者の症状は様々あり、次のようなケースがあります。

  • 首肩を動かした時の激痛
  • 患部周辺の違和感
  • 筋肉の張り感
  • 腕にかけての痺れ etc

寝違えそのものは病気ではありません。
あくまで寝違えは症状ですから、寝違える原因は人によって異なります。
病気が原因かもしれませんし、筋肉の過緊張や関節の動きが悪くなっている事が原因かもしれません。
さらに寝具や生活習慣などの日常生活の中に原因が隠れている可能性もあります。

寝違えの原因は一概には言えず、あらゆる可能性を検討しながら考える必要があります。
だから寝違えを改善させるためには、その人その人の生活スタイルや身体の状態を詳しく確認しなければならないのです。

 

1-2.寝違えの原因

寝違えが起こる原因として考えられるものがいくつかあります。

頚部への過度な負担

近年長時間のデスクワークによって慢性的な肩凝りの症状に苦しむ人が非常に増えています。
それによって首肩の筋肉は常に緊張した状態に。
さらに長時間同じ姿勢を取っている為、身体は固まり、座り方の癖なども重なる事で徐々に身体は歪んでしまいます。

寝ている最中というのは、寝返りのみの最低限の動きしかしないので寝起き時というのは誰しも身体が硬いもの。
さらに、歪んだ体では横になっても筋肉の緊張が取れず、寝ても疲れが抜けない。

この2つが重なる事で、目覚める時には筋肉がガチガチに固まってしまい寝違えやすくなってしまうのです。

多少不自然な体勢で寝ても、柔軟な筋肉と関節であればそうそう寝違えるものではありません。

疲れやストレスによる筋肉の緊張

日常生活の中で仕事やプライベートによる過度なストレスや疲労を溜め込みすぎてしまうと寝違えやすくなってしまう事があります。
これはなぜかというと、本来睡眠中はリラックスする為に副交感神経が優位に働き、筋肉が自然と緩むはず。
しかし、精神的ストレスを溜め込みすぎてしまうと睡眠中も交感神経優位になってしまい筋肉が緊張したままになってしまいます。
また、疲労の溜め込みすぎも同様に筋肉が緊張しっぱなしの状態になるため、睡眠中に変に力んでしまい寝違えやすくなってしまうのです。

合わない寝具や無理な体勢での寝方

寝違えの原因で最も考えやすいのが「無理な体勢で寝ている」という事。
不自然な体勢は筋肉に余計な負担となるので、寝違える原因には十分なり得るのです。
寝ている間不自然な体勢を続ける事で、筋肉が伸ばされたり捻じれたりして、筋肉が傷ついたり、神経や血管が圧迫されて痛みが生じやすくなります。
普段の状態なら寝返りをうつことで長時間同じ体勢でいる事を回避できますが、疲れが溜まっていたり、ソファで寝たり、子供に挟まれて寝たりするとそういうわけにもいきません。

また、寝具が身体に合っていない場合も就寝中の体勢が崩れる原因の一つです。
柔らかすぎるマットレスでは寝返りがうちづらく
硬すぎるマットレスでは横になった時の圧力をうまく分散してくれない
枕も非常に重要です。
高さが合っていないと首に負担が掛かってしまうという事もありますし、首の骨が歪む事で背骨全体の歪みに繋がってしまう為、更に寝違えやすくなってしまうのです。

 

上記のような事が原因で寝違えやすくなり、筋肉や関節、椎間板が傷つき、痛みが慢性しやすくなります。

その中でも特に痛めやすいのが筋肉
普段の肩凝りや不良姿勢によって常に筋肉に負荷が掛かり、更に睡眠中に不自然な体勢を取る事でより筋肉が緊張して、限界まで筋肉にストレスが掛かると、筋肉自体が切り傷のように裂けて傷が入ってしまいます。

傷が入ってしまったことでちょっとの動きでも傷口が開き、痛みが生じてしまうのです。
この場合、治癒する過程も切り傷同様に、傷が小さくなりカサブタが出来て、綺麗に剥がれて完治。
しかし、カサブタの段階でへたにマッサージやストレッチをしてしまうとカサブタが剥がれ、ぶり返してしまう。
寝違えを繰り返したり、くせになると言われるのはこの辺りに原因があるのです。

 

寝違えの症状で病院を受診した患者様のお話を聞いてると次のような事をよく聞きます。

  • 整形外科に行ったのに具体的な原因を教えてもらえなかった
  • 「とりあえず湿布と電気治療」といった対応のみ
  • 「骨に異常は無いから筋肉かな」と曖昧な診断

つまり、整形外科をはじめとした専門家の腕があっても、寝違えの具体的な原因の特定は難しいのです。
表面化している症状だけをみれば単純なのですが、その裏に隠れる寝違えの症状と原因はシンプルに直結するものでは無いという事です。

ただ、その人の身体の状態を細かく正確に検査し、可能性を一つ一つ追究すれば、ほぼ間違いなく寝違えの症状を改善に近づける事は可能です。

1-3.寝違えと間違えやすい2つの疾患

  • 朝目覚めて起き上がろうとしても激痛で起きれない。
  • 何とか起きたけど少しでも動かそうものなら電気が走る。
  • 更に腕にかけての痺れがある。
  • ただの寝違えだったら数日で症状が引いてくるのに、全然症状が変わらない。

もしかしたら、ただの寝違えでは無いかもしれません。

ここでは寝違えと間違えやすい重篤な疾病2つについて説明していきます。

頚椎椎間板ヘルニア

背骨は全部で24個あり、そのうち頚椎は7個。
前方部分を椎体、後方を椎弓、その間を椎孔といい、椎孔は縦に連なる事で脊柱管という神経が通る筒状の形になります。
そのすべての間に椎間板というクッションの役割をする軟骨があり、外側を繊維輪、中心部分にゲル状の髄核という物質があります。
この椎間板が変化し飛び出して近くにある神経や血管に触れ、足や腰に激痛・痺れ等の症状を起こすことを椎間板ヘルニアと呼びます。
ヘルニアは「脱出」という意味を持った言葉です。椎間板が元々ある場所から「脱出」するから椎間板ヘルニアと呼びます。
画像診断はレントゲンでは椎間板が映らないため、MRIで撮影する必要があります。

ただし、実は首肩に痛みがある方の中で本当にヘルニアを患っているのはかなり少数です。
整形外科で頚椎椎間板ヘルニアと診断された方であっても、それ以外の原因によって首肩の痛みが増幅しているケースも多いです。
なぜなら、ヘルニアがあったとしても神経に触れてなければ症状は出ないのだから。
ですから、一口にヘルニアと言ってもあなたの首肩の痛みが他のアプローチによって改善される可能性は十分にあるのです。

頚椎症性神経根症

24個ある背骨のうち首を構成している7つの骨が頚椎ですが、その頚椎に異常が起きるのが頚椎症です。
椎骨の中央にある筒状の脊柱管内を太い神経が通り、そこから腕や足の運動や感覚をつかさどる細い神経が伸びています。
この細い神経が神経根、神経の根っこの部分です。
神経根が何らかの理由で頚椎の一部に圧迫されて、痛みや痺れなどの症状が起きるのが「頚椎症性神経根症」です。

そして何らかの理由というのが、骨の変形です。
加齢などにより椎間板の弾力性が失われて、後方にスライドするようにずれると、椎骨に負荷が掛かって骨の一部が変形し、骨棘という棘状の突起が出来る事があります。
こういった骨棘が出来るのは、骨にかかる負荷を抑え込もうとする生体反応であると言われています。

寝違えというのは、睡眠中に筋肉に負荷がかかって起床時に傷める事。
頚椎症性神経根症というのは骨が神経にあたって症状が出る事。
2つのメカニズムはまるでちがいますが、似ているのが症状の経過。

どちらも発症して数日は強い痛みが続きますが、痛む動作を避ける事で次第に症状も落ち着いてくるので、医療機関を受診する事なく治ってしまい、頚椎症性神経根症の存在に気付かない人が結構多いのです。

頚椎症性神経根症は30代~50代に非常に多くみられます。

なお、頚椎症性神経根症も頚椎ヘルニア同様に、それ以外の要因で首肩の痛みが増幅している可能性はあります。
そういった可能性を模索しながら普段の生活が送れるように改善を試みることが大切です。

2.自分で寝違えを和らげる3つ方法

2-1.アイシング

寝違えた時には、まずアイシングが第一。

痛めた部分が筋肉でも関節でも椎間板でも、多くの場合炎症を伴います。
触ってみると腫れ感や熱感を感じる事が出来るかもしれないので、まずは氷などでしっかり冷やしましょう。

20分冷やして10分休んでを最低3回、可能であれば何回も。
というのも、患部に限界まで負荷が掛かった結果、寝違えているので、発症後も負荷は掛かりっぱなし。
なので炎症が落ち着きにくいという難点があり、しつこくアイシングする必要があるのです。

手が離せない場合は湿布でも構いませんが、湿布では奥まで冷却する事が出来ないので、可能であれば氷で直接アイシングするべきです。

2-2.ストレッチ

ストレッチをすることで傷口が広がり、悪化すると説明したばかりなのに、ストレッチで症状を和らげるとはどういうことなのか。
首肩に直接負担の掛かるようなストレッチはNGですが、首肩の負担を軽減するためのストレッチなら是非やるべきです。

特に伸ばすべき筋肉、それがふくらはぎ、足底、腋です。

人の体は4割が筋肉で出来ており、その内の7割が下半身に集中しています。

体を支える骨盤より下の筋肉は非常に重要な役割があります。下半身の筋肉が落ちる、または使わなくなると病気のきっかけやあらゆる症状の原因となります。
また、血液循環の悪化により血圧の上昇、糖尿病、脳梗塞。骨盤内には内臓があり、内臓への血液の流れが悪化し腎機能、排泄の機能低下も起こりやすくなります。

そして下半身の筋肉が落ちたり、使わなくなる事で体の支えとなる骨盤が支えられなくなりバランスが崩れ、歪みとなり寝違えが起きやくなるのです。
ストレッチボードなどを使ってあげるとふくらはぎ、足底のストレッチはやりやすいですね。

腋には、腋窩神経という肩の筋肉を支配している神経があり、腋を伸ばす事で腋窩神経を圧迫している筋肉が緩み、圧迫が解けて肩が動かしやすくなります。
それによって首肩を動かした時の痛みが軽減される事があるのです。

やり方は簡単、腕を限界まで後ろにあげるだけ。
別の人に上げてもらって、きついと感じる高さでキープ。
しっかりと腋周辺が伸びている事を感じながらやってあげるといいでしょう。

2-3.長時間同一姿勢でいないようにする

デスクワークなどで長時間座った後に、首肩を動かそうとすると痛みが強くなる事があります。
座り作業をしないことが一番ではありますが、仕事だとそういうわけにもいきません。

合間をみて定期的に立ち上がり、痛まない範囲で身体を動かしたり、少しで良いので歩くようにしましょう。
長時間同じ姿勢でいると、全身の関節・筋肉が固まってしまう原因になります。
骨盤の関節の動きが悪くなる事で上半身に負担が掛かりやすくなり、首肩の筋肉が緊張して動かした時の痛みが強く出てしまうのです。

3.寝違え改善に向けた施術を提供する3つの場所

寝違え改善のために専門家の力を借りたいのであれば、次の3つの場所の違いを把握してから探すべきです。

名称誰がやるか特徴
病院(整形外科)医師(有資格)
  • 手術可能
  • 投薬可能
  • 骨折や脱臼などの高度な怪我にも対応
  • 電気療法などの物理療法が中心
接骨院、整骨院柔道整復師(有資格)
  • 手術不可
  • 投薬不可
  • 骨折や脱臼などの高度な怪我は医師の同意を得れば対応可能(応急手当てに限って同意は不要)
  • 電気療法や温熱などの物理療法は可能
  • 手技療法が中心
整体院柔道整復師や理学療法士(有資格)
※無資格者が経営している場合もあり
  • 手術不可
  • 投薬不可
  • 骨折や脱臼などの高度な怪我も不可
  • 電気療法などの物理療法も不可
  • 手技療法(関節や筋へのアプローチ)を行う

それでは一つずつ解説していきます。

3-1.病院(整形外科)

国家資格を所有した医師が治療にあたります。

病院の大きな違いは手術による治療と画像診断(レントゲン・MRI)が可能という点でしょう。
重度のヘルニアによる緊急の症状の場合などは手術による治療が効果的です。
また、分かりづらい原因の発見(骨棘などの骨の変形)にはレントゲン、レントゲンよりも精密な状態(ヘルニアの発見など)を確認するにはMRIでの検査が適しているでしょう。

寝違えに対しての治療法は痛み止めや筋弛緩剤、血流を良くする投薬治療や痛みを止めるブロック注射をして痛みを緩和させ、さらに電気での物理療法や運動療法によるリハビリもしていきます。

頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症性神経根症などの重症者には手術の適応もあるので、自分の寝違えの状態を把握するには最も適した医療機関です。

3-2.接骨院、整骨院

接骨院では、柔道整復師という国家資格を所有しています。

柔道整復師とは医師の同意を得れば骨折・脱臼を治療することができ、打撲・捻挫に対して超音波治療や電気や温熱による物理療法で回復を早め、運動療法や手技(マッサージ)でリハビリをすることが出来る資格です。
また、組織の損傷具合を超音波で検査する事も可能ですが、施術者の熟練度に大きく左右されるので信憑性に欠ける場合があり、注意が必要です。

寝違えに対しての治療法は、物理療法と手技で固まった筋肉を緩め、周辺の関節に運動療法やストレッチを加えて柔軟性をつけて痛みを取り除いていきます。

また、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症性神経根症の場合には、背骨の間隔を広げる牽引療法を行う場合もあります。
病院に比べて治療内容や技術レベルの差がはっきりとでる分、事前に口コミ等ある程度の情報は必要になってきます。

3-3.整体院

整体院は規則上、無資格でも問題無く営業出来ますが、柔道整復師や理学療法士の資格を持っている場合が多いです。
病院でも接骨院でもない為、骨折・脱臼の治療や手術・投薬治療も出来ません。
治療法はその整体院によって様々で、

  • 時間によって金額の設定されたマッサージ
  • 特殊な電気治療器による施術
  • カイロプラクティックでの骨格調整
  • ストレッチ中心の治療
  • 筋膜リリース

というように多様化されているので一概にはいえませんが、もともと病院・接骨院に勤務する有資格者が更なる治療の為に経営している場合が多く、身体の構造を熟知し精練された技術である事が多いです。

しかし、上記したように無資格者の場合や接骨院同様に技術のレベル差が顕著に表れ、整体院の場合治療内容が多様化している為、口コミ、治療方針、施術内容など事前の情報が必要になってきます。

4.がじゅまる整体院における寝違え改善のための施術の進め方

がじゅまる整体院では国家資格保有者が施術にあたり、寝違え改善のために以下のような流れで施術を行なっています。

今朝寝違えたばかり、全然身体が動かせない程首が痛い!
痛めた当日でも、それほどの激痛でも施術する事が出来ます。
原因の多くはストレートネック、背骨の歪み、慢性的な重度の肩凝り首凝り、椎間板の損傷によるもの。
痛めてから様子をみるより、可能な限り早めに施術するべきです。

患部に掛かる負担を軽減させるように身体のバランスを調整する事で、一回の施術で日常生活に支障ない程の状態にする事が可能です。
しかし、患部の損傷と炎症を抑えたわけでは無いので、完全に痛みが引くのには少しお時間を頂戴します。

そもそもの寝違えやすい原因を身体から取り除いていきます。
症状の改善ももちろんですが、今後、寝違えにくい身体に変えていく事が出来るのも当院の強みです。

  1. 問診
  2. 検査
  3. 施術前の説明
  4. 施術
  5. アフター検査
  6. 施術後の説明

それぞれどのような内容で進めていくのか解説していきます。

4-1.問診

問診を進めていくに当たって、まずは問診表を記載していただきます。

内容としましては、本日来院するきっかけとなった現状の身体機能を細かく記載してもらいます。(いつ、発症した原因として思い当たることは?、症状が強くなる動きや体 勢は?、楽に感じる体勢はあるか?既往歴の有無、職業、運動習慣等の生活環境に ついて)

併せて、主症状以外の部分で気になる症状等あれば、細かく記載していただきます。詳しく記載して頂くことで、様々な論点から原因を突き止め、根本的なところから改善に繋げる事ができます。

4-2.検査

がじゅまる整体院では原因解明のために全身を検査します。

首肩の痛みだからと言って首と肩の検査だけをするのはNGです。前述した通り、寝違えの原因を特定するのが難しい上に、首肩以外のありとあらゆる身体の箇所に原因が隠れている可能性があるからです。
こういった検査を丁寧に行なっているからこそ、私たちがじゅまる整体院では寝違えを改善させることが出来るのです。。

例えば私たちが寝違えと聞いて真っ先に思う浮かべる主要な原因は次の通りです。

  • 頸の骨が歪んでいる
  • 肩の高さが左右で違う
  • 骨盤に歪みがある
  • 股関節が捻じれている
  • 足首がずれている
  • 左右の足の筋肉が緊張している

これらの可能性を頭に浮かべながら丁寧に検査を進めていきます。

ただし、上記はほんの一部でしかありませんしもっと詳しく検査しなければわからないものばかりです。
寝違えといっても痛む場所に直接的な原因は無く、体幹の歪みや下半身の骨のずれ、筋肉の異常な緊張によるものが非常に多いのです。

4-3.施術前の説明

施術自体が特殊であるために、施術中、施術後、身体の中で様々な反応が出る事があります。

身体が暑くなってきたり、眠くなってきたり、少しだるさを感じてきたり、動悸がしてきたり、呼吸が荒くなったりしてきます。
人によっては、一時的に痛みが強く出たりとか、 普段痛みが出ていないような所に痛みが出てきたりします。

痛みが強くなることは稀ではありますが、万が一調整により不具合を感じた場合はすぐにご相談ください。

4-4.施術

施術は、トムソンテーブルという特殊なベッドを使用し調整していきます。ベッド自体が、頸椎部、胸椎部、腰椎部、骨盤部と4部分に分かれており、それぞれが上下に昇降するように可動します。

昇降する際に発生する衝撃と振動を利用し、ずれた関節、 固まった関節・筋肉を緩ませて、正しい位置に調整していきます。その際に大きな音が発生しますが、痛み自体は大きく伴うことはありません。

4-5.アフター検査

施術後、施術前に実施して検査を元に再検査を実施します。そこで筋肉の硬さや関節の動き、関節におけるズレの変化を前後で診ていきます。

4-6.施術後の説明

施術において、動きが狭かった所に動きを出すように調整していきます。

その関係性で、次の日筋肉痛みたいな痛みが出たり、筋肉に張り感を感じたりするかもしれません。そのため、そういった反応を少なくするために、施術後30分以内に5分〜10分歩くことを推奨しています。

骨格を調整して骨格はいい状態ですが、そこについている筋肉がまだ馴染んでいない状態なので、歩いて筋肉を動かして馴染ませる作業が必要になってきます。

5.今後寝違えを防ぐために知っておくべき事

5-1.体幹を中心に筋力トレーニングする

身体の軸となる中心部分を鍛える事で上半身に掛かる負担を軽減させることが出来るので、筋力トレーニングは非常に有効です。
特に、腰回りや腹筋、背筋。
疲労の蓄積による筋肉の緊張は上半身を不安定にする原因になりますが、体幹部分がしっかり鍛えられる事でしっかりと支えてくれるようになります。

5-2.適度な運動

ストレッチ、筋力トレーニングももちろん必要ですがもっと簡単で基本的なセルフケアがあります。それが『歩く』です。

身体の4割は筋肉、その内7割は下半身です。歩かなくなる事で筋肉の柔軟性が低下し、関節の可動域の低下に繋がります。膝や股関節の可動域が狭くなる事で骨盤に負荷が掛かり、歪み、寝違えの原因となるのです。

様々な方に聞いてみると1日30分歩くという方は多くはありません。歩くことによる効果は非常に多く、例えば次のようなことが期待できます。

  • 全身のバランスを取り戻し骨盤と背骨がリセットされる
  • 下半身の筋力アップ、骨にも刺激されるため骨粗鬆症の予防に繋がる
  • 下半身の血流が改善され血圧が安定する
  • 継続する事で持久力が付き心肺機能が向上する

最も基本的な運動の 1 つなので生活に取り入れて習慣化していく事が必要ですね。

5-3.生活の癖の改善

  • デスクワーク中に必ず足を組む
  • 立つ時に片方の足に体重を掛ける
  • 片方の肘掛けばかり使う

普段の生活の中で気がつくとやっている癖がありますね。その癖は歪みとなり、体のバランスを乱して肩凝りや寝違え、時には頭痛の原因となるでしょう。

また既に歪んでいることによって足を組みやすくなっている、片方の足ばかりに体重をかけやすくなっている可能性もありますね。

簡単なセルフケアとして普段の癖と逆をするという方法があります。

  • 組みやすい足と逆を組む
  • 立つ時に体重を掛けやすい方と逆の足に体重を掛けて立つ
  • 普段使わない方の肘掛けを使う

癖とは逆の動きをするので強い違和感を感じるはず、使ってない筋肉や関節に負荷が掛かることによる違和感です。
続ける事で少しずつ体のバランスが変わってくるでしょう。

6.患者様よりいただく寝違えにまつわる5つの質問とその回答

6-1.家の近くの整体に通おうと思っているのですがどうすれば良い整体院に巡り会えるでしょうか?

良い整体院というのはいくつか決まって確認する点があります。

  • 口コミが好評か(不自然な口コミや件数ではないか)
  • ホームページの記事やブログの内容が詳しく分かりやすいか
  • 基本的に予約制(時間をしっかり押さえて治療してくれます)
  • 担当制で毎回同じ人が治療してくれる(非常に大事です)
  • 問診時に症状の聞き取りと体の状態の確認、施術後に日常生活での注意点等、詳しい説明があるか

ホームページの管理が行き届いていて経営においてもきちんとしている場合、治療内容においてもしっかりしている場合というのが非常に多いので必ず確認した方がいいですね。

6-2.近くの整骨院に行ったら首をマッサージされました。マッサージされた時は良かったのですが後から首の痛みが強くなりました。これは放っておいて良いのでしょうか?

首をマッサージされた時に良かったのは、刺激が加わることにより一時的に筋肉がほぐれ血液の流れが良くなったためだと考えられます。

その後、痛みが強くなった原因としては、必要以上の刺激が加わり筋肉、組織を傷つけてしまった可能性が考えられます。
あるいは、必要以上に緩みすぎてしまい、骨格が不安定な状態となった結果、過度な負荷が加わり首の筋肉が耐えられず痛みとして、エラー反応を起こしています。

正常であれば痛みは出てきません。
異常が起きているから痛みの反応が出ているのです。異常部位に常に負荷が乗っていれば、もちろん治りは遅いですし、 いつまでも違和感が残る可能性が考えられます。

それこそ、整骨院に行けば、電気治療や温熱療法、患部のマッサージ等を再度実施するかもしれません。急性的に痛みが出ており、組織が傷ついている状態でさらなる刺激を加えたらどうなりますか?
組織はさらに傷ついて痛みは強くなります。
当院ではまず崩れてしまった身体のバランスを調整していきます。異常部位に負担が掛からないように調整し、筋肉、組織の治癒を促進させていきます。

6-3.接骨院なら保険適用されるしマッサージも多くてお得だと思うのですが実際どうですか?

接骨院であれば、確かに保険適用され安価であるため何度も気軽に通う事ができると思います。

ただなぜ何度も通うのでしょうか。
恐らくその場で良くても次の日にすぐ戻ってしまう、良くはなっていないけど悪くなっていない、さまざまな理由があるとは思いますが、結果が出ておらず現状維持の状態であるからではないでしょうか。

当院では保険適用外で施術させて頂くため、最速最短で結果を出します。辛い症状から 1日でも早くお別れできると嬉しいですよね。

6-4.冷やすより温めた方が痛みがラクになるのですが。

温める事で楽になるのは一時的に筋肉が緩み、血流が良くなったからだと考えられます。
筋肉の血行不良によって寝違えがおこるのだから、温めたほうが効果的では?という意見も分かります。
たしかに予防の意味では温めるほうが筋肉が緩むため効果的かもしれません。
しかし、寝違えた後に温めるのはNG。
炎症が起きている所を温める事になるので、より悪化させてしまうのです。
そのため、受傷当日はなるべき入浴はせず、シャワーで短時間に済ませるべきでしょう。

6-5.今朝寝違えてから、非常に痛みが強く自由に身体を動かす事が出来ません。どうしたらいいですか?

まずはアイシング。
患部に炎症が起きている可能性が高いのでアイシングして炎症を抑える事を第一に考えましょう。
患部を伸ばしたりマッサージするのは炎症を悪化させて痛みが強くなる可能性が高いので、絶対にやってはいけません。
しかし、患部の負担を軽くすることで痛みが軽減されるかもしれません。以下の事を実施してみましょう。

  • ふくらはぎと臀部、腋のストレッチ
  • 上腕三頭筋のマッサージ

ふくらはぎと臀部をしっかり伸ばす事で身体のバランスが整い、首肩の筋肉の緊張が緩むかもしれません。
また、腋のストレッチは首肩の動きを良くする事が出来る為、痛みの緩和が期待できます。
(詳しいストレッチの方法は本記事2-2.ストレッチをご覧ください)

上腕三頭筋はいわゆる上腕の振りそで部分の筋肉です。
この筋肉が緊張することで腕が捻じれて肩甲骨の位置にズレが生じ、首肩に痛みが出ている可能性があります。
自分で筋肉部分をつまんで痛みがある所を刺激してみましょう。

セルフケアには限界があります。
それでも痛みが引かない場合には、早めに医療機関を受診する事をおすすめします。

7.まとめ

がじゅまる整体院は、整体師が受けたいと思う治療法を提供します。

寝違えといっても、頭のてっぺんからつま先まで原因様々です。 細かく診ないとわからないものばかりなので、その時は症状が落ち着くけれど時間が経つとまた再発してくる。そんな経験あるかもしれません。

しかし問診、検査に長く時間をとっているがじゅまる整体院だからこそ解明できる原因と症状があります。

なので必要な間隔での治療は提案させてもらいますが、強制もしないし必要過剰な通院の指示もしません。 皆さんもお忙しい中来院してもらっているので、最適な間隔と出来る限り最短での改善をお約束します。

【矢巾駅徒歩5分】腰痛や肩こり等の身体の不調はがじゅまる整体院へお任せください!

がじゅまる整体院は、岩手県矢巾町の腰痛や肩こりに強い整体院です。以下のような症状に対応しています。

  • 肩こり
  • 頭痛
  • 腰痛
  • 膝の痛み
  • 寝違え
  • 足の痺れ
  • 手の痺れ etc.

疲労感、倦怠感といった症状であっても、適切な検査や施術を行うことで症状が緩和されるケースもあります。もし身体の不調が一向に良くならないとお困りであればがじゅまる整体院にお任せください!

まずはがじゅまる整体院について詳しく知っていただきたいと思います。以下のボタンより詳細の確認をお願いします。

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