めまいとは、立ち眩みやふらふらして倒れそうになってしまう事を言います。
一口にめまいといっても、人によって症状や訴えは様々。
- 自分がぐるぐる回る
- 周りが回っている
- ふわふわ浮いてるような感覚
- 突然真っ暗になり卒倒する
他覚的にはわからない症状が多いので、人には伝わりにくいという点も非常に厄介です。
めまいの原因には、内耳性のものや脳に異常のあるもの、薬の副作用だったり、人によっては体の歪みが原因となっているものもあります。
そのため色んな検査をしても原因不明と言われてしまう事が多く、半分匙を投げられたような状態の人もいるのが現状です。
めまいは本当に原因を特定しずらい症状の一つ。
日本人の約7%の人がめまいを経験していると言われ、特に40歳前後の女性には多い傾向にあります。
類似した症状にメニエール病という病気があります。
病院では、めまいの症状があって、原因不明のものはメニエール病であると言われてしまう事が非常に多いのですが、症状には必ず原因が存在します。
それを特定するためには、あらゆる検査をして一つずつ可能性を潰していくしか方法はありません。
- めまいとは何なのか?
- 原因は?
- どこにいけば治るのか?
- 自分で出来る事や予防法は?
がじゅまる整体院がお伝えできる限り、めまいに関する情報をご説明したいと思います。
本記事を参考に少しでも辛いめまいの症状から開放されれば幸いです。
1.めまいとは
まずは、めまいとはなんなのか、基本的な情報から確認していきましょう。
1-1.めまいとは
耳の中は外耳・中耳・内耳に分けられ、内耳の中に三半規管というものがあります。
三半規管には耳石という石があり、その石の動きを感覚毛という部分で感じ取る事で、地面に対して真っすぐか傾いているかを判断し、人は平衡感覚を保っていると言われています。
また、前庭神経という神経は耳石が受診した情報を脳幹に送る役割があり、脳幹は体の位置やバランスを保つ為の神経系が集まっているため非常に重要な部分です。
さらに脳幹に集まった情報は視床・大脳皮質に送られます。
この平衡感覚の情報を送る過程が、なんらかによって障害されて、身体のバランスを保つ事が出来なくなります。その障害された場所によっても症状が異なってきます。
めまいを診断するうえで重要になってくるのが、付随する症状があるかどうかです。
というのも、症状がめまいだけの場合、良性発作性めまいという原因がはっきりしない診断をされてしまう事がほとんど。
小脳や脳幹障害でもめまいを起こすパターンがあり、急にめまいが生じた場合、脳卒中のおそれがあるので、脳神経外科や神経内科などに早めに受診するようにしましょう。
1-2.症状
めまいの症状は大きく分けると、二つに分けられます。
回転性めまい
回転性めまいとは、自分がくらくらと回っているように感じるめまいの事をいいます。
多くの場合横に回転しているような感覚になりますが、稀に縦に回っているように感じる人もいるようです。
また、人によっては回るというよりも引っ張られるような感覚の人もいます。
回転性のめまいは、症状自体しばらく続きますが、そのあとは完全に消失するのが大概です。
浮動性めまい
浮動性めまいは、自分が浮いているかのように感じるめまいをいいます。
回転性と同じように暫く症状が続いた後に消失するケースもありますが、気付くとめまいが生じていて、何ヶ月、何年と長引くケースがあります。
高齢になってくると浮動性のめまいは長引く事が多いです。
上記の二つの他にあらゆる症状が伴う事があります。
吐き気、嘔吐、発熱、耳鳴り、眼球異常運動、聴力低下、バランス感覚の低下、動悸、血圧の変化、心拍数の変化、集中力減退
めまいの症状は、ほとんどが本人しか感じる事が出来ない症状ばかりで、周りから理解されにくいという面があります。
発熱があるわけでも無く、感冒症状も無し、どこかに痛みが生じるわけでも、出血するわけでもありません。
気のせいだ
そんな風に言われてしまってはそれまでですが、本人が苦しんで倒れそうになっているのに気のせいなんて事はありません。
それでも、周りからの心無い言葉のせいで辛い症状をひたすら我慢している人もいます。
こういった状況からも、周りからは理解されにくいという理由があるのです。
1-3.めまいを伴う危険な病気
脳卒中(脳梗塞、脳内出血)
脳卒中が原因で平衡感覚を保つための器官が障害されると、めまいの症状を伴います。
この場合のめまいには特徴があり、平均して2~3時間、短い時でも20~30分程度めまいの症状が続きます。
症状の種類や強さは、脳梗塞や脳出血で障害された場所によって異なります。
平衡感覚をコントロールしている脳幹の前庭神経核を障害されるとぐるぐると強い回転性のめまいを起こし、大脳皮質障害ではふらふらと揺れる感覚のかるいめまいが起こります。
併発する症状としては
- 血圧の上昇
- 急に片方の手足や顔の筋肉が動かしずらくなる
- ろれつが回らなくなる
- 非常に強い頭痛が起こる
- 焦点が合わなくなる
- 顔や手足を触られた時の感覚が鈍い
- 音が聞こえにくい
- まっすぐ歩く事が出来なくなる
脳卒中が原因によるめまいは、脳卒中を治さない事には症状が落ち着きません。
症状に身に覚えのある方は、早めに病院に受診しましょう。
椎骨脳底動脈循環不全
大動脈という太い血管から分かれた椎骨動脈と脳底動脈が脳幹や小脳に血液を送っています。この血管がなんらかの原因によって、血流が悪くなるとめまいの症状が起きやすくなります。
この場合の症状は、20~30秒程度で落ち着く事がほとんど。
椎骨動脈というのは、頚椎内を通っているので、首の動きに連動してめまいの症状が現れる事が多いです。頚椎が動く事で血液循環が悪くなくなるので、突然振り向いたり、上を見上げる、下を向くという動作で症状が現れるのはこのためです。
また
- 生まれつき椎骨動脈が細い
- 血管が硬くなり椎骨脳底動脈に狭窄がある
- 老化などによって頚椎に変形があり、血管を圧迫している
上記に該当する人はめまいの症状が出やすくなります。
MRI検査によって椎骨脳底動脈の状態を確認します。
予防法としては、起床時にいきなり起き上がるとめまいの症状が出やすいので、身体を起こす際は気をつけて起き上がりましょう。
血液検査などで動脈硬化のリスクがある人は生活習慣から見直し、喫煙者は禁煙を心がけましょう。
てんかん
てんかんが原因のめまいは、耳鳴りを伴う事が多く、ふらふらと揺れるようなめまいが15秒程度続きます。症状は自然に落ち着く事がほとんどですが、手の震えや全身の痙攣を伴う事もあります。
脳波の検査をすることで、てんかんかどうかを調べる事が出来ます。
てんかん薬を服用することで発作を抑える事ができ、生活内では禁酒して、十分に睡眠をとる事が大事です。
2.原因とは
2-1.めまいの原因は様々
めまいの原因は本当の様々で、現実問題として原因を特定するのが非常に難しい。
その人その人で異なってきます。
原因として考えうるものを一つずつ見ていきましょう。
耳から生じるめまい
耳が原因で起こるめまいは、同時に耳鳴りや難聴、耳閉感があり、症状が治まる時にはめまいと並行して弱まっていきます。
良性発作性頭位変換性めまい
軽い回転性のめまいが頭を動かした時にのみ発生し、20秒程度で落ち着く事がほとんどです。
最も多いめまいの疾患で、重量に対して体を動かす事で頭の位置が変化し、一時的に回転性のめまいが生じます。
男性よりも女性に多く、中高年に多い傾向にあります。
また、このめまいは症状が落ち着いても再発しやすいという特徴があります。
これにはいくつか理由があり
- 内耳に何か障害がある
- 更年期で神経が過敏
- 軽度の脳幹梗塞や後遺症
- 疲労、寝不足、アルコールの摂り過ぎ
しっかり精査し、良性発作性頭位変換性めまいとされれば問題ありません。
急に振り向く、急に見上げるなど咄嗟の動きをしないようにする事で予防する事ができます。
逆に、敢えて繰り返しめまいを起こすことで、症状が起きにくくなるという驚きのデータもあります。
メニエール病
発作的に非常に強い回転性めまいの症状があり、難聴や耳鳴り、耳閉感などの耳の症状を伴います。
良性発作性頭位変換性めまいのように、すぐにめまいの症状が引くわけでは無く、数分~数時間症状が出続けます。
40代以降の壮年に多く、原因は内耳リンパになんらかの問題が生じたことによるものと考えられています。
症状が悪化することで聴力自体が低下する事もあります。
前庭神経炎
風邪から1~2週間経過してから、突然回転性めまいが生じ、非常に強烈なめまいの症状が現れます。
日常生活にも支障をきたし、食事や動く事さえ困難になりますが、3週間前後で自然治癒する事がほとんど。
風邪症状後に前庭神経炎が起こる事から、アレルギー反応によるものではないかと言われています。
めまいに対しては対症療法を行い、症状を抑える薬やステロイド剤を処方する事もあります。
突発性難聴
聴神経の炎症が原因で、耳鳴りを伴う難聴が突然生じます。しかし、めまいの症状自体は軽いことが多いです。
前庭神経の圧迫によるめまい
老化などによる動脈硬化により動脈が延長し蛇行。それによって前庭神経が圧迫され、めまいと耳鳴りが同時に起きます。
抗痙攣薬を使用したり、血管と神経を離すような手術をすることもあります。
耳や脳以外で現れるめまい
血圧異常
血圧が低くても高くてもめまいが起こる可能性は十分あり、起立性低血圧では立ち眩みの症状は起こりやすいです。
高血圧自体に自覚症状はあまりないと言われていますが、めまいの原因となる事もあるため、高血圧の一つの指標となる事もあります。
不整脈
心疾患の一つである不整脈では、脳への血流供給が弱くなる事があり、そのタイミングで地面に吸い込まれるようなめまいが起こる事があります。
何度も同じようなめまいを感じる場合は早急に検査を受けるべきでしょう。
貧血
食生活の乱れ、妊娠・出産、生理、出血を伴う病気、血液疾患で貧血を起こす可能性があります。
身体全体の倦怠感、疲労感、動悸、息切れなどとともに、立ち眩みのようにふらっとする目眩を伴う事があります。
自律神経失調症
自律神経の均衡が崩れ、冷えや火照り、動悸などの全身症状が起こり、その中の症状にめまいや耳鳴りが起こる事があります。
更年期障害
ホルモン分泌が更年期のタイミングで変化し、全身にあらゆる症状があらわれます。
肩凝りや疲労感、頭痛、火照り、急な発汗などがあり、めまいを生じる事もあります。
日常生活における原因
精神的ストレスと疲れ
ストレスや疲労は、めまいの悪化や体のあらゆる不調を引き起こす原因になりえます。
自律神経が乱れてバランスを崩し、自律神経失調症など厄介な病気を起こしてしまう可能性もあります。
自覚的に疲れを感じた時には、相当疲労が溜まっている証拠です。十分な睡眠と軽く身体を動かして血流を促し、疲労を溜め込まないようにしましょう。
また、自分の時間をとり、趣味などで気分転換する事も大事ですね。
アルコールやカフェインの過剰摂取
過度な飲酒やカフェインの摂り過ぎは、めまいや頭痛の悪化の原因となる事があります。
飲みすぎたなと感じるときは多めに水を飲み、長時間の入浴は避けましょう。また、エナジードリンクやコーヒーなどはカフェインを多く含む為、飲みすぎは要注意です。
タバコ
タバコの吸い過ぎもめまいを悪化させる要因となる事があります。
しかし、喫煙者が自分の意志でタバコをやめたり、減らすのは難しい部分があるでしょう。
禁煙外来を利用して、身体に無理なく本数を加減していくといいですね。
手の使い方
手にストレスが掛かる使い方をし続ける事で頚椎(6番)に負担がかかり、それが原因でめまいの症状が出る事があります。
その場合、付随して耳鳴りや難聴などの症状を伴う事が多いです。
腕や手先というのは交感神経の働きに影響を与えるので、偏った身体の使い方をしてしまうとめまいなどの症状の原因になってしまいます。
栄養過多
たくさん食べる事はたしかに大事ですが、何事にも限度が大事。
植物に栄養をあげすぎると枯れるように、人間も栄養過多で現れる症状があるのです。
偏った食事やサプリメントをやめる事でめまいが落ち着いたという例もあります。
食べすぎは自律神経をくるわせて、めまい、むくみ、無気力、腰痛、肩凝りなどを引き起こしてしまいます。
大事なのは、たくさん食べる事では無く、少ない量をしっかり吸収出来る事。
そんなに食べてない
自覚的にはそうかもしれませんが、胃の働きが悪い状態では人並みの量が食べすぎになってしまいます。
量で決めるのではなく体調にあわせて調整しなければなりません。
加齢によるめまい
年齢とともにめまいが起きやすくなるのは、バランス感覚の衰えや血圧を調整する力の低下、動脈硬化による高血圧、糖尿病などめまいの要因を多く抱えているからです。
そのためお年寄りのめまいは、原因が一つではなく複数が絡み合っている事が多いので特定する事が非常に困難。
また、症状の出方もパターンがあるわけではないので診断が非常に難しいのが特徴です。
起立性低血圧
起立性低血圧とは、座位から起立時に最高血圧が20mgHg以上下がる事を言います。
急に血圧が低下する事で顔が青ざめて、卒倒してしまう事がありますが、加齢とともに激しい反応は起こりにくくなり、卒倒する事は無くなります。
しかし、わずかに血圧が下がっただけでもめまいの症状が起きやすくなります。老人は血圧を保つ機能が弱まっているので、急な起立動作でも血圧が低下し、血液の循環が悪くなるのが理由です。。
脱水によるめまい
汗をかく事で体内の水分が放出され脱水状態になります。
それによって血液が粘度を増し、流れが悪くなり、目眩の症状が起きやすくなります。
老化によって喉の渇きや外気温の変化に気付きにくくなるため、脱水になりやすく、ご家族の方は気を付けておかなければなりません。
脱水を防ぐために自覚的に喉が渇いたり、熱く感じていなくてもこまめに水分を摂り、就寝前や入浴前にも水を摂るようにしましょう。
老人は就寝中にトイレに行く事を嫌がる傾向があるので、水分を摂る事を控える事がありますが、脱水のリスクがあり、脱水は脳梗塞の危険もあるので水分は摂るべきです。
身体の歪みによるめまい
目や内耳(耳の奥)は、身体の位置情報を認識している器官で脳脊髄液が流れています。
身体に歪みが発生する事で脳世紀髄液の流れが悪くなり、めまいの原因となる事があります。
その場合、肩凝りや腰痛などの症状を伴う事が非常に多いですね。
視神経
身体の歪みは、視神経内のくも膜下腔への脳脊髄液循環を悪くし、めまいが発生します。
三半規管の外リンパ液
三半規管は耳の中にある器官で、中が水で満たされた外リンパ腔と内リンパ腔という管状の部分があります。
頭部の動きで中の水が動き、その動きを感じ取り神経を通じて脳に伝達し、平衡感覚を保っているのです。
この外リンパ腔、脳脊髄液と繋がっており、それによって満たされています。
身体が歪む事で脳脊髄液の循環が滞りやすく、流れに支障が出るために平衡感覚が失われてめまいの症状が出ると考えられています。
手足の位置情報
腕の痺れや感覚異常が、下部頚椎や上部胸椎の歪みによって生じる事は知られていますが、実は手の感覚が体の位置情報を担っています。
手先の感覚が乱れる事によって、目や耳の平衡感覚で感じ取っていた身体の位置情報にも乱れが生じ、めまいが起きやすくなると考えられています。
病気・疲労・ストレス・生活習慣と、器質的にも機能的にも原因として挙げたらキリがないくらい。
これだけ思い当たるものがあると、検査しても見つかりにくく、原因不明という診断を下してしまうのも分からなくはありません。
しかし、症状として出ているものには必ず原因があり、いくつもの原因が絡み合っている場合も考えられます。
一つずつ可能性を潰して適切な処置をする必要があるのです。
3.めまい改善の為の施術を提供してくれる場所
めまい改善のために専門家の力を借りたいのであれば、次の3つの場所の違いを把握してから探すべきです。
名称 | 誰がやるか | 特徴 |
---|---|---|
病院(耳鼻科) | 医師(有資格) |
|
接骨院、整骨院 | 柔道整復師(有資格) |
|
整体院 | 柔道整復師や理学療法士(有資格) ※無資格者が経営している場合もあり |
|
それでは一つずつ解説していきます。
3-1.病院
国家資格を所有した医師が治療にあたります。
めまいは、原因が耳や脳の病気なこともあるため、耳のレントゲンや血管撮影、CT写真を撮る必要があります。
また、内臓機能や血圧の変化でめまいを起こしている事もあるので、血圧や血液検査、平衡機能検査、温度刺激検査、眼振検査など、あらゆる検査を実施します。
基本的には薬による治療が中心です。
改善が見られない場合には、直接耳に薬を注入する治療法や運動療法などを用いて平衡機能を正常にするための理学療法を行う事もあります。
ただ、薬はあくまで薬、副作用があります。
3-2.接骨院(鍼灸)
接骨院では柔道整復師という国家資格を所有しています
柔道整復師とは医師の同意を得れば骨折・脱臼を治療することができ、打撲・捻挫に対して超音波治療や電気や温熱による物理療法で回復を早め、運動療法や手技(マッサージ)でリハビリをすることが出来る資格です。
接骨院はめまいに対して具体的な治療法は無く、物理療法と手技で固まった筋肉を緩め、周辺の関節に運動療法やストレッチを加えて柔軟性をつけて身体をほぐしていきます。
また、めまいに対しての施術は保健適応外となり実費。治療院によっては、オリジナルのめまい治療メニューを用意している所もあります。
営業時間も病院に比べて遅くまでやっているため、夜の時間でも治療に行くことが出来ますが、病院に比べて治療内容や技術レベルの差がはっきりとでる分、事前に口コミ等ある程度の情報は必要になってきます。
3-3.整体院
整体院は規則上、無資格でも問題無く営業出来ますが、柔道整復師や理学療法士の資格を持っている場合が多いです。
病院でも接骨院でもない為、骨折・脱臼の治療や手術・投薬治療も出来ません。
治療法はその整体院によって様々で、
- 時間によって金額の設定されたマッサージ
- 特殊な電気治療器による施術
- カイロプラクティックでの骨格調整
- ストレッチ中心の治療
- 筋膜リリース
というように多様化されているので一概にはいえませんが、もともと病院・接骨院に勤務する有資格者が更なる治療の為に経営している場合が多く、身体の構造を熟知し精練された技術である事が多いです。
しかし、上記したように無資格者の場合や接骨院同様に技術のレベル差が顕著に表れ、整体院の場合治療内容が多様化している為、口コミ、治療方針、施術内容など事前の情報が必要になってきます。
4.がじゅまる整体院のめまいへの施術
何か別の病気が隠れている可能性を考え、めまいが強くあらわれている場合には、病院での検査を薦める事があります。
それでも原因不明と言われ、治療法が不明確なケースもあります。
病院の検査では原因不明でも、がじゅまる整体院では背骨から骨盤のゆがみに焦点を当て施術していきます。
現場でめまいに悩む患者さんの状態をみると、身体に歪みが生じ、バランスが乱れて、その影響で三半規管に異常が発生しているめまいが非常に多いです。
病院が異常無しでお手上げでも、がじゅまる整体院の見立てでは異常ありというのは珍しい事ではありません。
がじゅまる整体院では国家資格保有者が施術にあたり、めまい改善のために以下のような流れで施術を行なっています。
- 問診
- 検査
- 施術前の説明
- 施術
- アフター検査
- 施術後の説明
それぞれどのような内容で進めていくのか解説していきます。
4-1.問診
問診を進めていくに当たって、まずは問診表を記載していただきます。
内容としましては、本日来院するきっかけとなった現状の身体機能を細かく記載してもらいます。
- いつ
- 発症した原因として思い当たることは?
- 症状が強くなる動きや体勢は?
- 楽に感じる体勢はあるか?
- 既往歴の有無
- 職業
- 運動習慣等の生活環境について
併せて、主症状以外の部分で気になる症状等あれば、細かく記載していただきます。詳しく記載して頂くことで、様々な論点から原因を突き止め、根本的なところから改善に繋げる事ができます。
4-2.検査
がじゅまる整体院では原因解明のために全身を検査します。
前述したようにめまいには様々な原因があり、特定するのが非常にむずかしい症状です。
脳、目、耳、神経、ホルモンバランス、ストレス、疲労、と挙げればきりが無い程。
身体のありとあらゆる箇所に原因が隠れている可能性があるので、頭のてっぺんからつま先まで細かく調べなければ原因の特定は出来ないのです。
こういった検査を丁寧に行なっているからこそ、私たちがじゅまる整体院ではめまいを改善させる事が出来るのです。
例えば私たちがめまいと聞いて真っ先に思う浮かべる主要な原因は次の通りです。
- 背骨が歪んでいる(特に頚椎・胸椎)
- 肩が前に巻きこんでいる
- 骨盤に歪みがある
- 肘が捻じれてしまっている
- 足首がずれている
- 左右の足の筋肉が強く緊張している
これらの可能性を頭に浮かべながら丁寧に検査を進めていきます。
ただし、上記はほんの一部でしかありませんしもっと詳しく検査しなければわからないものばかりです。
めまいといっても、症状が出ている場所とは全く違う部位に原因があり、体幹の歪みや下半身の骨のずれ、筋肉の異常な緊張によるものが非常に多いのです。
4-3.施術前の説明
施術自体が特殊であるために、施術中、施術後、身体の中で様々な反応が出る事があります。
身体が暑くなってきたり、眠くなってきたり、少しだるさを感じてきたり、動悸がしてきたり、呼吸が荒くなったりしてきます。
人によっては、一時的に痛みが強く出たりとか、 普段痛みが出ていないような所に痛みが出てきたりします。
痛みが強くなることは稀ではありますが、万が一調整により不具合を感じた場合はすぐにご相談ください。
4-4.施術
施術は、トムソンテーブルという特殊なベッドを使用し調整していきます。ベッド自体が、頸椎部、胸椎部、腰椎部、骨盤部と4部分に分かれており、それぞれが上下に昇降するように可動します。
昇降する際に発生する衝撃と振動を利用し、ずれた関節、 固まった関節・筋肉を緩ませて、正しい位置に調整していきます。その際に大きな音が発生しますが、痛み自体は大きく伴うことはありません。
4-5.アフター検査
施術後、施術前に実施して検査を元に再検査を実施します。そこで筋肉の硬さや関節の動き、関節におけるズレの変化を前後で診ていきます。
4-6.施術後の説明
施術において、動きが狭かった所に動きを出すように調整していきます。
その関係性で、次の日筋肉痛みたいな痛みが出たり、筋肉に張り感を感じたりするかもしれません。そのため、そういった反応を少なくするために、施術後30分以内に5分〜10分歩くことを推奨しています。
骨格を調整して骨格はいい状態ですが、そこについている筋肉がまだ馴染んでいない状態なので、歩いて筋肉を動かして馴染ませる作業が必要になってきます。
5.自分で出来る方法・予防法
5-1.深呼吸
めまいが起こる原因として、脳の酸素供給不足の可能性があります。
そのため、深呼吸で深く酸素を取り入れる事で自律神経の乱れが整い、めまいが落ち着きやすくなります。
深呼吸をする時のコツは吸う時は4秒、1秒止まって、ゆっくりと9秒かけて吐き出す
一回の深呼吸を丁寧に行う事でリラックス効果が高まり、緊張した身体が緩み、身体が整いやすくなります。
5-2.入浴の効果
入浴は、睡眠と同じくらい副交感神経が優位になり身体をリラックスさせることが出来ます。
理想的なお湯の温度は39度前後と少しぬるめ、時間にして15分程度浸かると良いでしょう。
ただ、この時間と温度はあくまで目安です。
その人その人の感覚で気持ちいいと感じるぐらいにしましょう。
ちなみに入浴は、食事直後では無く1時間以上経過後、就寝1時間以上前に入るようにしましょう。
よりリラックス効果が期待できますよ。
5-3.しっかりと水分をとる
筋肉が緊張することで血流が悪くなり、体内循環が滞って、身体の不調があらわれやすくなります。
血液は老廃物を体の外に出す機能をもつ血漿という成分が55%を占めますが、血流が悪いということはこの機能があまり働いてないということになります。
この機能を取り戻すために必要なのが、じつは水。
血漿の90%が水なので、体内の水分量が減ってくると血漿も減少してしまい、血液がドロドロになって流れが悪くなってしまいます。
つまり、適度な水分補給は血液をサラサラにし、老廃物をうまく体の外に出してくれるようになるのです。
そこで一日当たり必要な水分量は1.5リットル~2.0リットル、そのうち半分は飲み物から補給しなければなりません。
一回あたりに吸収できる水分量もおよそ200ml、一度に摂りすぎても吸収されずに尿として体外に排出されてしまうので、6~7回に分けて飲む必要があります。逆に飲みすぎると体内の塩分濃度が薄くなりすぎてしまい低ナトリウム血症を引き起こしてしまい、頭痛・吐き気・意識障害を起こす可能性があるので1時間に1リットル以上を飲む場合には注意しましょう。
6.患者様より頂くめまいに関する質問
6-1.家の近くの整体に通おうと思っているのですがどうすれば良い整体院に巡り会えるでしょうか?
良い整体院というのはいくつか決まって確認する点があります。
- 口コミが好評か(不自然な口コミや件数ではないか)
- ホームページの記事やブログの内容が詳しく分かりやすいか
- 基本的に予約制(時間をしっかり押さえて治療してくれます)
- 担当制で毎回同じ人が治療してくれる(非常に大事です)
- 問診時に症状の聞き取りと体の状態の確認、施術後に日常生活での注意点等、詳しい説明があるか
ホームページの管理が行き届いていて経営においてもきちんとしている場合、治療内容においてもしっかりしている場合というのが非常に多いので必ず確認した方がいいですね。
6-2.ぐるぐる回るようなめまいはメニエール病ですか?
回転性のめまいがあるから、すべてメニエール病という事はありません。
回転性めまいの症状があって、メニエール病に該当するのは1~2割程度です。
メニエール病は「めまい症状が何度も繰り返される」という定義があり、難聴、耳鳴り、耳閉感など、耳の症状を伴う事がほとんどです。なので、めまいが頻発するといってもメニエール病とは限らないのです。
しかし、めまいの症状で受診するとメニエール病と言われてしまう人が多いのが現実で、耳鼻科の専門家に診てもらっても間違いなく正確に診断するのは非常に難しいのです。
6-3.肩凝りが原因でもめまいになりますか?
頚性めまいというものがあります。
原因は頚椎や首の筋肉の過緊張、頚部靭帯に異常があり、首を大きく動かしたり、伸ばす事で起きやすいです。
肩凝りも筋肉が緊張している状態なのでこれに該当します。
6-4.めまいがひどすぎて動けない時はどうすればいいですか?
強いめまいの場合、吐き気や動悸、冷や汗などの症状を伴う事が多いです。
まず、その場で座るなどして症状が落ち着くように体勢を変えましょう。この時に頭の位置や目を閉じる事でめまいが落ち着きやすくなります。安静にして急な動作は避けるようにしましょう。
- 痺れがある、ろれつが回らないなどの症状がない場合は、急を要する必要は無いですが、医療機関の受診をおすすめします。
- 痺れやろれつが回らないなどの症状がある場合は、原因が脳にあるかもしれません。しばらく経っても症状が落ち着かない場合は、脳卒中などの病気が隠れている可能性があります。早急に医療機関を受診するべきです。
一過性脳虚血発作の場合、痺れなど脳が原因の症状であっても長引く事無く落ち着きます。
これは、一時的に脳の血管を小さい血栓が塞いで事で、血流が悪くなり、痺れが出ている状態です。脳梗塞のリスクが高い証拠でもあるので、なるべく早く医療機関を受診しましょう。
6-5.ダイエット後からめまいの症状が出るのですが、関係ありますか?
過剰に食事制限をしてしまうと、貧血状態となり脳への酸素供給が十分に足りず、めまいの症状が出やすくなってしまいます。
また、エネルギー量が足りずに筋肉量が低下してしまい、ふらつくようになってしまう事もあります。
人によっては耳管周りの脂肪が減少しすぎて耳管開放症になってしまい、めまいや耳鳴り等の症状が現れるようになる事もあります。
7.まとめ
がじゅまる整体院は、整体師が受けたいと思う治療法を提供します。
めまいは、身体を動かせば動かす程、重症化するケースが多いので無理をせず休息を取りましょう。
それでも強いめまいが落ち着かない場合は、何か重大な病気が隠れている可能性もあるので、早めに病院で検査を受けるようにしましょう。
日常生活において、肉体的・精神的にストレスが掛かる事で症状が現れるケースもあるので、どんな時に症状が出るのか、自分の身体について把握しておくことも重要です。
あなたが今まで受けてきた治療も一時的にめまいの症状が落ち着くだけで、時間が経つと元通り、そんなことありませんか?
しかし、症状について細かく聞き取り、状態把握のために丁寧な検査をしているがじゅまる整体院だからこそたどり着ける原因があります。
なので必要な間隔での治療は提案させてもらいますが、強制もしないし必要過剰な通院の指示もしません。 皆さんもお忙しい中来院してもらっているので、最適な間隔と出来る限り最短での改善をお約束します。
めまいを改善させる上で、必要な施術日の提案はさせてもらいますが、一切強制はしません。
必要な間隔と最速最短での改善をお約束します。
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