腰椎分離症とは?腰痛の原因は分離症なのか?症状改善のために必要な基礎知識

ご存知でしょうか?
日本では10人に1人が腰痛に悩んでいると言われております。

そんな中でも、若くてスポーツをやっている人たちに多く見られるのが腰椎分離症。

腰椎分離症とは、腰の背骨の本体部と突起部のつなぎ目である細い部分に負荷が掛かり、折れて分かれてしまう事を分離症と言います。
骨が出来上がっていない10代に好発し、ジャンプ動作や回旋動作が多いスポーツに発症しやすいです。

症状は状態によって異なり、運動中に痛みを訴える人もいれば、運動後に痛みを訴える人もいて人それぞれ。
場合によっては、何の症状も無く過ごしている人がレントゲンを撮ったら分離症が確認される事もあります。

つまり、必ずしも分離症があるから腰痛が起きるとは限らないという事です。

ただでさえ腰痛の85%は原因不明と言われています。
人によって腰痛の原因は異なるので、腰椎分離症を改善させる上でも身体の状態を正しく捉え、生活習慣や体質、日常生活の癖や身体能力、既往歴まで正しく情報を把握しておかなければ症状を改善させることは出来ません。

確かに分離して背骨にストレスが掛かれば腰痛は起きますが、筋肉が緊張したり、関節の可動域が狭くなる事で症状が出ているケースも少なくありません。

がじゅまる整体院は開業から5年が経過し、数多くの腰椎分離症患者と向き合い症状を改善させてきました。

我々が症状を改善させることが出来ている要因は明確です。
症状の原因となっているのが腰椎分離症なのかそうではないのか、原因が一人一人違う事を正しく理解し、丁寧に検査を実行してその人が持つ固有の原因の特定に力を注いでいるからです。

前置きが長くなってしまいましたが、そんな私にしか出来ない腰椎分離症の話があると思い筆を取りました。

  • 腰椎分離症とはどういった病気なのか?
  • 腰椎分離症が発症するのはなぜか?
  • 腰椎分離症を改善するために必要なことは?
  • どこで腰椎分離症は改善する事ができるのか?
  • 腰椎分離症を予防するため自分で出来る事は?

腰椎分離症に関する情報を私がお話出来る限り、お伝えしていきたいと思います。
この記事をご覧いただいて、腰椎分離症から解放される日々を送っていただけますと幸いです。
それでは一つ一つ見ていきましょう。

目次

1.腰椎分離症とは

腰椎分離症を改善するためにも、基本的な知識から確認していきましょう。

1-1.腰椎分離症とは腰の背骨の疲労骨折

腰椎分離症とは、椎骨の椎体と棘突起を結ぶ椎弓と呼ばれる部分が分離してしまう事です。

背骨は首から腰にかけて24個の椎骨が縦に連なっており、下から5つを腰椎と呼びます。
椎骨は前方の椎体から後方にかけて椎弓、棘突起とリング状の構造をしており、その中でも椎弓は細く脆弱な造りとなってます。
特に下部腰椎は負荷が掛かりやすく、負担に耐え切れずに分離症を起こしやすい部分です。

成長途中の10代でスポーツをやっている人に多く見られ、腰痛や痺れなどの症状を起こします。
一般の人では1割未満、スポーツをやっている人では3~4割で発症し、スポーツの中でもジャンプや回旋動作など、腰に強いストレスが掛かる競技での発症が多いです。
一度の衝撃で起きるわけではなく、繰り返しの負荷が蓄積する事で発症します。

腰椎分離症自体は、腰椎の疲労骨折であるため最初の処置を正確に行えば治ります。
しかし、正しい治療を行わずに強いストレスを掛け続けると骨折した部分が癒合せずに、分離したままの状態になってしまいます。
このままの状態で加齢がすすむと腰椎分離症は分離すべり症となり、強い腰痛や痺れ・下肢痛などの症状が現れるようになる可能性があるので注意が必要です。

腰椎分離症の症状は様々で、

  • 運動時の腰痛
  • 運動後の腰痛
  • 長時間同一姿勢による腰痛
  • 足の痺れ
  • 足の痛み

人によっては神経症状を痛みではなく、ヒリヒリすると表現したり張り感と言うケースもあります。

しかし、必ずしも分離症によって症状が現れるとは限りません。
分離症があってスポーツを続けている間は痛みがあり、分離部分が治ってなくてもスポーツをやめたら痛みが無くなるなんて人は結構います。

つまり、腰痛や痺れなどの症状は腰椎分離症が原因で生じている症状とは限らず、腰部周辺の筋肉が緊張したことによる可能性も十分にあるのです。
また、その鑑別をする事は容易ではありません。

症状を改善させるためには、様々な可能性があるという事を念頭に入れて、一人一人の生活習慣や普段の癖を把握しなければいけないのです。

1-2.腰椎分離症の原因と治療法とは

腰椎分離症は回旋動作やジャンプなどの繰り返しによるものと前述しました。
しかし、同じように運動をしている人全員が発症するかと言われれば、そんなことはありません。
普段の姿勢やフォーム、身体の使い方、筋肉量、柔軟性などの要素が重なる事で分離症を発症させやすくなっている可能性も考えられるのです。

また、腰椎分離症の治療は対症療法である事が多く、専門の医療機関に受診すると

  • 腰のマッサージ
  • 温熱などの物理療法
  • 痛み止め
  • ブロック注射

など患部に対しての治療法を実施する事が多いです。
患部の筋肉を緩めたり、痛みを止めるような治療法を実施すれば一時的に痛みを抑える事は出来るかもしれません。
しかし、それだけでは何故腰椎に負担が掛かってしまったのか、という部分まで改善されたわけでは無いので、今後高い確率で症状が再発してしまう事でしょう。

実際に、病院を受診後に私たちのもとを訪れた方のお話を聞くと次のような事をよく耳にします。

  • 電気を掛けられて、湿布を出された
  • 痛み止めの薬を処方された
  • なるべく痛みがあるうちは無理をしないでと言われた

つまり、整形外科をはじめとした専門家の腕があっても、腰椎分離症の根本的な原因の特定は困難であるという事です。
現れている症状だけをみれば単純かもしれませんが、そこに隠れる原因は決してシンプルでは無く、複雑で絡み合っているため明確にする事は難しいのです。

ただ、その人と向き合って一つ一つ原因となるものを潰していけば、ほぼ間違いなく腰椎分離症の改善が見えてきます。

1-3.腰椎が分離したまま成長してしまった場合

腰椎分離症は成長期に好発しやすい疾患ですが、大人になってから再び症状を引き起こすケースがあります。
それが「分離すべり症」です。

ここでは分離すべり症について詳しく解説していきます。

なお、何も疾患を患っていなくても腰痛が発症する事はあります。
腰痛の原因は単純なものではなく、あらゆる要素が複雑に絡み合っている可能性を模索すべきです。
そういった前提を踏まえて解説していきます。

分離すべり症

腰椎分離症は初めの処置を正しく実施しなかったり、患部に負荷を掛け過ぎると腰椎が癒合せずに分離したままになってしまいます。
分離した腰椎は、安定性にかけるため成長過程で椎体が変形する要因となり、加齢とともに椎間板の変性などによって、分離すべり症が発症してしまいます。

そもそもすべり症とは、縦に24個並んだ椎骨の位置がスライドしてしまう事をすべり症と言います。
本来、綺麗に配列された椎骨が簡単にずれるような事はありませんが、椎骨同士の間にある椎間板が変性することで、椎骨の位置にずれが生じるようになってしまうのです。

このように、過去に分離症をしっかりと治療していない場合に、後々になってすべり症に移行してしまう場合があるので、分離すべり症と言われています。

分離すべり症の症状は腰痛や神経症状(違和感・痛み・痺れ・麻痺)、長時間歩く事が出来ない(間欠性跛行)などがあります。
すべり症は脊柱管狭窄症を引き起こす場合があるため、症状として似ている部分が多く、悪化すると馬尾症状(両足の痛み、痺れ、排泄障害)が現れる事もあります。

ただし、整形外科で分離すべり症と診断された方であっても、それ以外の原因によって腰部痛が増幅しているケースも多いです。
ですから、分離すべり症と言っても、その腰部痛が他のアプローチによって改善される可能性は十分にあるのです。

2.自分で腰椎分離症を和らげる3つの方法

2-1.座りっぱなし、立ちっぱなしを控える

長い時間座りっぱなしや立ちっぱなしでいると関節・筋肉が固まって症状が強くなる場合があります。

また、同じ体勢を続けると骨盤の動きが悪くなり、下半身や腰回りに掛かる負荷が強くなりやすいので、良くありません。

同じ体勢を続けるのであれば、タイミングをみて立ち上がって足を動かしたり、屈伸をするようにしましょう。

しかし、授業中や仕事中であればそういうわけにもいきませんので、捻りの体操や座ったままで腿上げをするなど、出来る限りで動かすようにしましょう。

2-2.コルセットを正しく使用する

コルセットは腰部を圧迫する事で、動きを制限して痛みを緩和させる事が可能です。
ただし、コルセットは正しく使用しないとかえって痛みを強くさせたり、症状を長引かせる原因になるので注意が必要です。

コルセットを使用する際には、一時間ごとに一度付け直すようにしましょう

巻いていない部分の関節・筋肉は問題無いのですが、コルセットで圧迫している部分の関節・筋肉が動けず固まってしまうのです。
そのため、長時間コルセットを巻き続けて外すと、そのタイミングで関節・筋肉に大きな負荷が掛かり、痛めやすくなってしまうのです。

結果として回復するまで長引いたり、いつまでも痛みが取れないという事が起きてしまいます。

一時間おきに外して、腰を動かすようにする。

手間になるかもしれませんが、正しくコルセットを使う事で余計な負担無く、腰の痛みを軽減させることが出来ますよ。

2-3.無理にストレッチをしない

腰痛がある時には、ストレッチをして筋肉に柔軟性を付ける。

確かに、柔軟性を付ければ腰に掛かる負荷を軽減できるため腰痛を和らげる事が可能です。

しかし、ストレッチが逆効果を生んでしまうケースがあります。
腰椎分離症がまさにそのケース。

腰椎分離症とは腰の骨の骨折です。
筋肉をストレッチすれば、筋肉に柔軟性は付くかもしれません。
しかし、骨が折れている状態でストレッチをすると、骨折部分が引っ張られる事になるので、回復が遅くなり、痛みが強くなってしまうのです。

腰椎分離症を発症してしまった時には、無理にストレッチをせず、患部に負荷が掛からないように身体のバランスを調整する事が最も近道です(マッサージも骨折部分を押圧する事になるのでNGです)

3.腰椎分離症改善に向けた施術を提供する3つの場所

腰椎分離症を改善するために専門家を頼りたいのであれば、次の3つの場所の違いを把握してから探すべきです。

名称誰がやるか特徴
病院(整形外科)医師(有資格)
  • 手術可能
  • 投薬可能
  • 骨折や脱臼などの高度な怪我にも対応
  • 電気療法などの物理療法が中心
接骨院、整骨院柔道整復師(有資格)
  • 手術不可
  • 投薬不可
  • 骨折や脱臼などの高度な怪我は医師の同意を得れば対応可能(応急手当てに限って同意は不要)
  • 電気療法や温熱などの物理療法は可能
  • 手技療法が中心
整体院柔道整復師や理学療法士(有資格)
※無資格者が経営している場合もあり
  • 手術不可
  • 投薬不可
  • 骨折や脱臼などの高度な怪我も不可
  • 電気療法などの物理療法も不可
  • 手技療法(関節や筋へのアプローチ)を行う

    それでは一つずつ解説していきます。

    3-1.病院(整形外科)

    国家資格を所有した医師が治療にあたります。

    病院の特徴は手術による治療と画像診断(レントゲン・MRI)が可能という点でしょう。
    腰椎分離症の状態を把握するためにはレントゲンが必要となり、分離すべり症の神経圧迫を確認する為にはMRIを撮影する必要があります。

    腰椎分離症に対しての治療法は、鎮痛剤やブロック注射で痛みを緩和させたり、電気などの物理療法で筋肉を緩めたり、コルセットで動きを制限させたりします。

    神経を圧迫してしまっている場合には神経圧迫を取り除いたり、固定をする手術を実施するケースもあります。

    神経を圧迫して痺れや痛みが出てるなど、症状が強い場合には神経圧迫を取り除くように手術を実施することもあるので、現在の腰の状態を把握するには最も適した医療機関です。

    3-2.接骨院、整骨院

    接骨院では柔道整復師という国家資格を所有しています。

    柔道整復師とは医師の同意を得れば骨折・脱臼を治療することができ、打撲・捻挫に対して超音波治療や電気や温熱による物理療法で回復を早め、運動療法や手技(マッサージ)でリハビリをすることが出来る資格です。

    腰椎分離症に対しての治療法は、物理療法と手技で固まった筋肉を緩め、周辺の関節に運動療法やストレッチを加えて柔軟性をつけて痛みを取り除いていきます。

    病院に比べて、治療法が院によって異なったり、技術レベルの差がはっきりと出る分、予約を取る前にしっかりと下調べをしておかなければいけません。

    3-3.整体院

    整体院は経営する上で、必ずしも国家資格が必要というわけではありません。

    整体院は規則上、無資格でも問題無く営業出来ますが、柔道整復師や理学療法士の資格を持っている場合が多いです。

    病院でも接骨院でもない為、骨折・脱臼の治療や手術・投薬治療も出来ません。

    治療法はその整体院によって様々で、

    • 長い時間をかけてのマッサージ
    • 特殊な機械を使用しての施術
    • カイロプラクティック
    • 全身のストレッチ
    • テーピングを中心とした施術

    というように様々な形があるので言い切る事は出来ませんが、病院・接骨院に勤務していた有資格者が更なるレベルアップの為に経営している場合が多く、身体の構造を熟知し、磨き抜かれた技術である事が多いです。

    しかし、施術者が無資格である場合や接骨院同様に技術のレベル差が顕著に表れ、施術方法が異なる為、口コミなど事前の情報が必要になってきます。

    4.がじゅまる整体院における腰椎分離症改善のための施術の進め方

    腰椎分離症の症状を改善していくためには、患部に負荷が掛からないよう身体のバランスを整えていく必要があります。
    とはいっても、分離症の患部自体が弱くなっているので、患部を直接触る事はしません。
    症状悪化や痛みが発生する可能性が高まってしまうからです。

    しかし、腰椎分離症患者の多くが、骨盤の歪みや背骨のズレ、股関節の捻じれ、足首の歪みが確認出来る事が非常に多いです。
    身体の歪みは分離症部分に強い負荷をかける原因となるため、痛みや神経症状を強くさせてしまうのです。

    腰椎分離症の症状を改善する事は可能ですが、分離症が無い人に比べてある人の方が安定性に欠けるので、腰痛が起こりやすいという事です。
    身体のバランスを変えていく事で、症状改善と予防を同時に行い負担の掛かりにくい腰にしていく事が可能です。

    がじゅまる整体院では国家資格保有者が施術にあたり、腰椎分離症改善のために以下のような流れで施術を行なっています。

    1. 問診
    2. 検査
    3. 施術前の説明
    4. 施術
    5. アフター検査
    6. 施術後の説明

    それぞれどのような内容で進めていくのか解説していきます。

    4-1.問診

    問診票をご記入いただいたうえで、問診に入っていきます。

    まず、現在の身体の状態について詳しくご記入頂きます。

    • いつから
    • 思い当たる原因
    • 症状が強くなる動作
    • 症状が感じにくい体勢
    • 既往歴
    • 生活習慣 etc 

    腰椎分離症以外でも現れている症状があれば詳しく教えてください。
    併発している症状があれば、様々な角度から原因を突き止め、根本的な改善に導く事が出来ます。

    4-2.検査

    がじゅまる整体院では原因を解明するために全身をチェックしていきます。

    腰椎分離症の症状といっても、腰だけ検査をするのはNGです。
    腰椎分離症の原因は、腰部以外の身体のありとあらゆる箇所に隠れている可能性があるからです。
    こういった検査を丁寧に行なっているからこそ、私たちがじゅまる整体院における腰痛改善率は90%を超えています。

    例えば私たちが腰椎分離症と聞いて真っ先に思う浮かべる主要な原因は次の通りです。

    • 背骨が歪んでいる
    • 左右で肩の高さが違う
    • 骨盤に歪みが生じている
    • 股関節が捻じれている
    • 足首がずれている
    • 足の筋肉が過剰に緊張している

    これらの可能性を頭に浮かべながら丁寧に検査を進めていきます。

    ただし、今挙げたものは一部であって、更に詳しく検査しなければわからないものばかりです。
    腰椎分離症は症状が出ている部位に原因は無く、体幹部分の歪みや骨盤のずれ、筋肉が過緊張したものによるものが非常に多いのです。

    4-3.施術前の説明

    がじゅまる整体院では施術自体が特殊なため、施術中、施術後、身体の中で様々な反応が出る場合があります。

    • 身体が暑くなる
    • 眠気が強くなる
    • 怠さを感じるようになる
    • 動悸がする
    • 呼吸が荒くなる。

    人によっては、症状が一時的に強くなったり、今まで何とも無い部分に痛みが出てくる事があります。

    症状が強くなることは稀ではありますが、万が一調整で不安に感じた場合にはすぐにご相談ください。

    4-4.施術

    施術は、トムソンテーブルという特殊なベッドを使用し調整していきます。

    1. 頸椎部
    2. 胸椎部
    3. 腰椎部
    4. 骨盤部

    ベッドは四ヶ所に分かれており、それぞれが上下に昇降するように可動します。

    昇降する際に発生する衝撃と振動を利用し、ずれた関節、 固まった関節・筋肉を緩ませて、正しい位置に調整していきます。昇降時に大きな音が発生しますが、痛み自体は大きく伴うことはありません。

    4-5.アフター検査

    施術完了後に再度検査を実施していきます。

    施術前の検査結果を元に筋肉の硬さや関節の動き、関節のズレの変化をチェックしていきます。

    4-6.施術後の説明

    施術において、関節や筋肉の動きが狭い所に動きを出すように調整していきます。

    その影響で、翌日筋肉痛のような痛みや、筋肉に張りを感じる場合があります。
    そういった反応を少なくするために、施術後30分以内に5分〜10分程度歩いていただく事を推奨しています。

    骨格を調整して骨格は整った状態ですが、そこについている筋肉がまだ馴染んでいない状態なので、歩いて筋肉を動かして馴染ませる必要があります。

    5.今後腰椎分離症を防ぐために知っておくべき3つのこと

    5-1.適切な食事を摂る

    カルシウムは丈夫な骨をつくる上で欠かせない栄養素であり、タンパク質であるコラーゲンも骨をつくる上で重要な栄養素です。

    そのため、カルシウムやタンパク質が欠乏する事で腰椎分離症を発症しやすくなるので、食事では積極的に摂るように意識する事が大切です。

    その反面、摂り過ぎてはいけないのが糖質です。
    糖質を分解する為にはカルシウムが必要なため、糖質の摂り過ぎは骨の再生を遅くさせる要因となってしまうのです。

    主食や甘い物の食べすぎには十分に気をつけるべきでしょう。

    5-2.運動の負荷を調整する

    必ずしも、ハードに運動したから腰椎分離症になるとは限らないと前述しましたが、あまりにも過剰な練習量では疲労が蓄積してしまい発症するリスクは高まってしまいます。

    分離症を予防するには、どんな動作で腰痛が生じたり、腰に負担が掛かるのか日常的に把握しておくことが大切です。

    また、運動量の制限に関しては周りの大人が監督する必要があります。

    選手たちは結果を残そうと必死で練習するため、練習量の加減が出来ない場合が多くみられます。
    練習量を加減する事は成長過程の子供にとって非常に大切です。
    そのため、周りで監督して体調管理や疲労を溜め込まないように工夫する必要があるのです。

    5-3.生活の癖の改善

    身体に歪みが生じていると、身体には偏った負荷が掛かり腰椎分離症を起こしやすくなります。

    歪みは日常生活動作の癖が原因となって生じる事も多い為、普段から無意識にやってしまっている癖に気付く事は非常に重要です。

    • 座っている時に決まった方の足ばかりを組む
    • 立ち続けると片方に体重を掛けるようになる
    • 左右決まった方の肘掛けばかりを使う

    上記したものは、あくまで例えですがその癖は歪みとなり、体のバランスを崩して腰痛、時には頭痛や肩こりの原因となるでしょう。

    簡単なセルフケアとして普段の癖と逆をする方法があります。

    • いつもとは逆の足を組む
    • 掛けやすい方とは逆の足に体重を掛ける
    • 使いやすい方とは逆の肘核を使う

    自然な身体の使い方とは逆の使い方をするので、違和感を感じるかもしれません。
    普段使っていない筋肉や関節に負荷が掛かる事による違和感です。

    継続する事でそれまでとは身体のバランスが変わって、変化を感じる事が出来るでしょう。

    6.患者様よりいただく腰椎分離症にまつわる5つの質問とその回答

    6-1.中学生の息子が部活の練習中に腰を痛いと言っているのですが、腰椎分離症でしょうか?

    成長期に腰痛を訴えるようであれば腰椎分離症の可能性があります。

    腰椎分離症は、腰椎に過剰な負荷を掛け続けた結果生じる疲労骨折です。
    正しい治療を行わないと分離すべり症に進行するケースもあります。

    正確な状態把握には、レントゲン検査やMRI検査が必要なため、整形外科を受診してみると良いでしょう。

    6-2.近所の接骨院に行って腰をマッサージしてもらいました。マッサージ直後は良かったのですが、時間が経ったら痛みが強くなってきました。放っておいても大丈夫でしょうか?

    マッサージ後に調子が良かったのは、刺激によって一時的に血流が良くなり、筋肉が緩んだからです。

    時間が経って痛みが強くなった原因としては、過剰な刺激によって筋肉や周辺組織を傷つけてしまったおそれがあります。
    もしくは、筋肉が必要以上に緩んで身体が不安定な状態となり、そこに負荷が加わった事で腰の筋肉が耐えられず、エラー反応として痛みを起こしています。

    腰に痛みがあるとしても、骨折を起こしている患部を揉んだり、ストレッチしては症状を悪化させる可能性が非常に高いです。

    痛みというのは正常な反応ではありません。
    身体に異常が起きている事を表す信号でもあります。
    骨折部位に負荷が掛かり続けると、もちろん治りは遅くなり、いつまでも違和感が残り続ける可能性もあります。

    それこそ、接骨院に行けば、患部のマッサージ等を再度行うかもしれません。
    そんなことをすると骨折部位にはさらに負荷が掛かり、治りにくくなってしまいます。

    当院ではまず、崩れた身体のバランスを調整していきます。
    そうする事で骨折部位に負担が掛からないように調整し、回復を早める事が可能です。

    6-3.温めるのと冷やすのはどっちが良いのでしょうか?

    温めると一時的に血流が良くなって、腰部周辺の筋肉が緩み症状が楽になるかもしれません。

    しかし、腰椎分離症は腰椎部分の疲労骨折であるため、損傷部分は炎症が起きている事が多いです。
    この状態で温めると炎症を悪化させる事になってしまうため、長引かせる可能性があります。

    炎症が起きている時にはアイシングをして炎症を引かせる事が第一です。
    腰は立ってても座ってても負荷が掛かりやすい為、可能な限りアイシングする事が回復への近道です。

    6-4.症状を和らげるためにはどんな事をすればよいですか?

    普段立っている時間が長かったり、歩く歩数が多い人は靴のサイズを改めて測りなおしてみると良いでしょう。
    今まで履いていた靴と足のサイズが一致しないケースが結構みられます。
    ジャストサイズの靴を履く事で腰に掛かる負担を軽減する事が出来ます。

    また、座っている時間が長い人は椅子の上にクッションや座布団などを敷く事で骨盤に掛かる負荷を緩衝する事が出来るのが効果的です。

    横向きで寝る時も身体が捻じれる事で腰にストレスとなってしまうので、抱き枕など道具を使ってフォローするのが良いですね

    6-5.腰椎分離症ですが運動しても大丈夫ですか?

    腰にストレスを掛けない為には、運動しないで安静にする事が一番かもしれません。
    しかし、安静にし過ぎると復帰後の筋力低下や感覚を取り戻すまでに時間が掛かったりとマイナス要素が非常に大きいです。

    がじゅまる整体院では、基本的に運動を休むように勧める事はありません。
    身体に負荷が掛かるような動作、フォーム、癖があれば控えたり、変えるよう指導させていただきます。
    身体に掛かる負荷を小さくしながら、身体のバランスを調整して、なお患部に負荷が掛からないようにする事で腰椎分離症を改善まで導く事が可能です。

    運動を休む事無く、ベストパフォーマンスを取り戻せると良いですよね。

    7.まとめ

    がじゅまる整体院は、整体師が受けたいと思う施術を提供します。

    腰椎分離症と言っても、原因が腰だけとは限らず、頭のてっぺんからつま先まで様々です。
    正しく検査しないと分からないものが非常に多いので、原因にアプローチ出来ておらず、施術直後は症状が落ち着くけれどすぐに元通り。
    そんな経験あるかもしれません。

    しかし、問診を細かくとり、検査に長い時間をかけているがじゅまる整体院だからこそ解明出来る原因と症状があります。

    それゆえに腰椎分離症を改善させるために必要な施術間隔を提案させてもらいますが、強制もしないし必要以上に通院を促すような事もしません。
    お忙しい時間を割いて来院してもらっているので、最適な施術間隔と可能な限り最短での改善をお約束します。

    【矢巾駅徒歩5分】腰痛や肩こり等の身体の不調はがじゅまる整体院へお任せください!

    がじゅまる整体院は、岩手県矢巾町の腰痛や肩こりに強い整体院です。以下のような症状に対応しています。

    • 肩こり
    • 頭痛
    • 腰痛
    • 膝の痛み
    • 寝違え
    • 足の痺れ
    • 手の痺れ etc.

    疲労感、倦怠感といった症状であっても、適切な検査や施術を行うことで症状が緩和されるケースもあります。もし身体の不調が一向に良くならないとお困りであればがじゅまる整体院にお任せください!

    まずはがじゅまる整体院について詳しく知っていただきたいと思います。以下のボタンより詳細の確認をお願いします。

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